「ここから先は、行っちゃダメ!」

そんなメッセージを、

言葉ではなく風情のある石で伝える“関守石”。


お茶事やお茶会に行った先で

茶庭や露地の飛び石、岐路に

関守石が置いてあったら…

そこから先に行ってはイケない、と言うサインです。


『これより先、入るべからず!』

そんな看板が素敵なお庭にあったら興ざめしますが…


関守石がさりげなく置いてあると

“あ、そうなのね。入られたら困るのね。”

なんてメッセージを

静かに受け取ることが出来るんです。

小路を“関”に例え、

石に、その“関”を守る、関守の役をもたせたため

この名があるそうで…


そんな関守石を作るワークショップに

行って来ましたー(o^^o)


信楽の井戸茶碗作家、

ひらがね まさんどさんのお宅。


古民家を手に入れて

コツコツと自分でリノベを続けている平金さん。

お家そのものが平金さんの作品のようです。


まずはお庭で

関守石になりそうな石を探して来て、

綺麗に洗います。


私は、この日のために

ガラスの庭石を手に入れて、臨みました。


普通はシュロ縄などで

十文字に結びますが…


せっかく自分で作るのですから、

そこは!!

工夫のしどころ( ^ω^ )


色とりどりの紐をご用意頂き、

石に合わせてアレンジ!!

ガラスの庭石は…

私の『春の茶バスケット』の雰囲気に合わせて

ピンクに!!


如何ですかー!?


侘び寂びも素敵ですが、

その一方で

キラキラな茶道があっても良いと思うのです♫


短い時間でしたが、

5つのオリジナル関守石が出来上がりました!

茶道や日本文化は

基本的な知識さえあって、

キチンとルールを守っていれば、

とっても自由な世界だと思います。


基本は千利休の『見立て』の精神です。


茶道のために作られたものではなくても、

工夫次第で

素敵なお茶の道具に変身させられるのです。


めちゃくちゃ自由で楽しい世界☆、

関守石だけでも、こんなに自由です!!

自由で楽しいお茶の世界に

魅了されて止みません。