京都の静かな住宅街、

北白川の疎水沿いにひっそりと佇む

『銀月アパートメント』。


大正期に建てられたといわれる

レトロな洋館です。


季節が移り変わるたび

その一室で素敵なマダムがお茶会を開く…


都市伝説のような話を聞き、

いつかは行ってみたいと思っていました。


そんな私の願いを覚えていてくれた友人が

お茶会の席を押さえてくれました(o^^o)


大喜びで向かった

『銀月サロン 新緑茶會』。


たどり着いた先には、

みずみずしく緑が生い茂った奥に素敵な建物が…



階段を上がって2階に行くと

妖艶なマダムがお部屋に案内して下さいます。

お招き頂いたお客様は4人。


素敵なしつらえが

私たちを待っていてくれました♫


まずは…

マダム自らが台湾を訪れて

手に入れて来た貴重なお茶 “ 冷高山茶 ” で

喉をうるおします。

続いて!
浙江省の特級明前 西湖龍井茶を味わいますが…

特別に茶葉だけ、
先に頂きました。

茶葉だけで豊かな香りがします。

口に入れて噛んでみると…


じわーっと、噛みしめた奥歯から

何とも言えない “ 旨み ” が広がりました。


まるでお出汁で炊いたような味わいにビックリ!

そのお茶を…

マダム自らが器を温めたりしながら、

ゆっくり、じっくりと

丁寧にお茶を淹れて下さいます。


淹れたてのお茶を口に含むと…

ふわっと心地良い香りが鼻に抜け

美味しいお茶が喉を通って行きました。


こんなに贅沢にお茶を味わう機会は

なかなかありません。


その後は…

梅山の阿里山烏龍茶を頂きながら

龍井茶粥、叉焼包子で

お腹がいっぱいになりました。

かたく乾燥した烏龍茶が

お湯で淹れたあとは、

ゆるゆるほどけて大きな葉っぱに戻っていました。


デザートは

マダム手作りの枝豆団子と檸檬羊羹。


梅山の阿里山 蜜香紅茶で頂きます。

テーブルの上には

野に咲く緑が飾られ…

窓辺からは輝く新緑を通って

心地良い風が通ります。


お茶の香りと緑の薫り。

頬をなでる風。

目にまぶしいみどり。

美味しいお茶とお粥…


まさに自然の恵みを五感で味わう

お茶三昧の贅沢な時間になりました。


マダム、そして誘ってくれた友人。

本当に有難うございました( ^ω^ )