東京生まれの東京育ち。
大人になるまで
山を見て暮らしたことがありませんでした。
関東平野はことのほか広くて…
東京にいくつもの
『富士見台』やら『富士見ヶ丘』なる地名が
あることからも分かるように、
高いビルなどがない頃は、
東京の少し高いところから
富士山を普通に見ることが出来ました。
それくらい
ただただ平べったい平野なのです。
関西に移り住んで、
まず驚いたのは!!
大概の街から山が見えることでした。
神戸からは六甲山が…
大阪からは生駒山が…
京都からは比良山系や比叡山が…
ひゃあっ!
凄い♫
いつも山に守られている、
そんな安心感があります。
そして、
その山々が
季節によって様々な色に変化して行く様も
またまた素晴らしいのです。
この時期、
まさに関西の山々は『さくら色』に染まります( ^ω^ )
生まれて初めて
『さくら色』に染まった山々を見た時は
私の気持ちまで
ピンクに染まるような気がしたものですっ♫
そして関西に住んで30年以上が経つと…
季節ごとに移り変わる山々の景色がないと
何か足りないような
そんな気までするようになってしまいました。
生まれ育った東京の街に
なんとなく寂しさを感じるのは
そう言う部分なのかもしれません。
そして、
今年の春も
目の前の山々が『さくら色』に染まっています。
そんな景色に囲まれて暮らす贅沢さを
もう手放せません。


