神戸は六甲山の麓に広がる街です。
須磨など、古くは源平合戦における
一の谷合戦の古戦場として有名だったり
日本史の中にも度々登場しますが、
目の前に海、
うしろには山、
そんな風光明媚なところです。
春になると川には鴨の親子が泳ぎ、
初夏には蛍が舞い、
なんと、最近は鮎が俎上までして来ます。
普通に川辺を散歩していると
大きな白サギが餌をとる姿を見かけたり…
大自然の営みを目の当たりに出来るんです。
何か辛いことがあったら…
泣くだけ泣いて、
心を空っぽにして自然の中を歩いてみます。
時は春。
暖かい陽気に誘われて川辺を歩いていると…
大きなカメラを持って
真剣に撮影をしている人たちを見つけました。
その先を見ると…
瑠璃色の羽を持つカワセミが!
細い枝に止まっているときは
黄金色の胸元が目立ちますが、
飛び始めると…
美しく輝く瑠璃色が背中からこぼれます。
そんなカワセミの飛ぶ姿を見ながら
水辺に咲く花を愛でる。
本当に素敵な散歩道です。
東京で生まれ育った私には
『川』と言うと…
セメントで固められ、濁った水が溜まっている。
そんなイメージしかありませんでしたが、
神戸に来て、川が大好きになりました。
夏になれば
近所の子供たちは
澄んだ水の流れる川で泳いだり
虫網で水中の生き物をとったり、
そこは自然を勉強する場にもなります。
私にとっては夢のような環境です。
そして昨日も
そんな川を散歩していると
一生懸命に生きる鳥や魚や虫と出会いました。
そんな姿が美しくて
気がつけば自然に癒され
心が満たされていくのを感じました。

