お正月にやってくる神様、

「年神様(としがみさま)」。


その年神様がいらっしゃる時に

目印にするのが各家にある門松で、

「松の内(まつのうち)」とは、

門松などのお正月飾りを飾っておく期間のことです。


松の内は地域によって異なっていて

関東では1月7日まで、

関西では1月15日までと言われています。



自宅で点てるお茶も

ちょっとお正月っぽく演出して、

自分で作ったお茶碗と菓子皿で一服♫


お菓子は亀屋良長の『雪あそび』です。

柚子の羊羹の上に

ドライフルーツやナッツが乗っていて

和洋折衷のような味わいを楽しむことが出来るんです☆



そして!

この時期、茶道の世界では初釜が行われ

お正月をお祝いする華やかな雰囲気に包まれます。


初釜の主菓子と言えば!!

流派によって違いますが、

裏千家では「花びら餅」ですっ(o^^o)


このお菓子がとっても、

とーっても美味しいんです♫

白い丸餅の上に

赤い小豆汁で染めた菱形の薄い餅を重ね、

その上に白味噌の餡、

甘く煮た「ふくさ牛蒡(ゴボウ)」をにのせて、

半月型に包んだ「花びら餅」。


柔らかいお餅の食感にゴボウのサクサク感。

お餅の甘さと白味噌風味のたまらないハーモニー!!

うーん、たまりませんー♫


諸説ありますが、『花びら餅』は、

平安時代の宮中の新年行事「歯固めの儀式」を簡略化したものが由来といわれています。


この風習が、やがて…
鏡餅に押し鮎、ダイコンを添えた御所鏡となり、
さらに簡略化され、
宮中雑煮と呼ばれた餅の中に食品を包んだものに。

牛蒡を押し鮎に、
餅と白味噌餡をお雑煮に、
それぞれ見立てているそうです。



私も近所の和菓子屋さん『常盤堂』で予約をして

『花びら餅』で一服♫

こちらも自分で作った永楽保全の写しのお茶碗と

自作の水引き飾りで!!



ちょっと工夫をして季節を楽しむお茶の世界。

2022年も色々世界を広げながら楽しみたいです(o^^o)