大変な仕事が終わったら
砂糖2本入りの…
甘ーい紅茶で自分を癒しますー(o^^o)
1999年に起きた台湾大地震。
地震で寸断された交通網をなんとか越えて
現地に取材に入りました。
被災した皆さんに迷惑をかけてはいけないので、
使われていない地元の教会の宿舎に泊まり込み。
台湾の中部。
緯度が低いとは言え冬。
寒さに震えて眠りました。
大変な被災状況をリポートし、
最終日には台湾から中継をしました。
今のようにスマホがある訳でもなく、
現場に持って行く機材は最小限。
日本の夕方のニュースなので、
中継現場の台湾では
実際にどのように映っているかも分からない中、
手探りで中継をしました。
取材に入ってから中継が終わるまで
なかなかの野戦状態で寝泊まりをして
足りない機材をフォローしながらの仕事。
それでも、
大地震の被災地、台湾の現在の状況と
被災地がどんなことに困っているのか、
などなど伝えたいことは伝えられました。
中継終わりで
ヘロヘロになりながら
台湾の山を降りて、何時間もロケ車に揺られ
久しぶりに台中の街中にたどり着いた時に
疲れがドッと出ました。
街に着いて1番最初にしたのは
カフェに入って一杯の紅茶を頼んだこと。
ミルクとお砂糖を沢山入れた
甘い紅茶を口に含むと…
幸せな気持ちが広がりました。
自分にとっての日常が戻って来たのです。
それ以来、
大変な仕事の後は
甘いミルクティーを飲むのが習慣になりました。
いつもの自分に戻るために…
先日、また…
仕事のあとのミルクティーを
カフェでオーダーしました。
その日はとてもお世話になった
大切な方の『お別れの会』の司会でした。
驚くほどパワフルで明るくお元気。
先見の明もあり
行動力もあり
牽引力もあり…
そして、その方の行く先々には
いつも笑顔が溢れていました。
齢を重ねてもなお『可愛らしい』その方は、
皆に優しく
皆のことを想い、
そして皆から愛されていました。
もう一度で良いから
お会いしてお話をしたかったです。
お仕事でご一緒したのがキッカケでしたが、
その後もお声がけ頂き
沢山の学びと温かさと愛情を頂きました。
その時は
想像もしませんでした。
まさか…
先生の『お別れの会』の司会を私が…
込み上げる感情に抗いながら
なんとかつとめあげることが出来たように思います。
先生。
『お別れの会』が行われたのは
先生のお気に入りのホテルです。
先生がそこにいらっしゃらないのが
不思議でなりません。
先生のお声をお聞きしたかったです。
今日は涙で
ミルクティーが甘く感じられません。

