やった奴のこと考えたらクソみたいな話やで。』
衝撃の一言でした。
この一年、
私に起きた辛いことの数々を友人に話したあとの
彼のまとめの一言。
えーっ!!!
( ̄◇ ̄;)
でも。
心が軽くなったんです。
そうです。
被害を受けた私にフォーカスをすれば
それは辛いことです。
でも、
そんな酷いことを平気でやってしまう人に
フォーカスすれば…
見えて来る景色は違って来ます。
そんな酷いことをする人は『クソみたいな奴』で、
そんな酷いことは
『クソみたいなレベルの低い話』なのです。
辛い時、
ついつい自分を主語に考えてしまいがちです。
すると、
辛い、悲しいなどの感情しか出て来ません。
でも、
ヒドいことをした相手を主語にすると、
実は良くあるヒドい人の典型だったりするんです。
テレビのカメラワークには
『寄り』と『俯瞰(ふかん)』があります。
『寄り』は被写体に寄ってアップで撮影すること。
『俯瞰(ふかん)』は被写体から遠く離れて、
全体像をとらえて
その状況を広い絵で撮影することです。
何かが壊れたとして
近くで『寄り』でアップに映すと
大きな損害に見えますが…
実は
その壊れたモノから離れて『俯瞰』で撮影すると
ごく一部の小さな損壊に過ぎなかったりするものです。
なので、映像を使って演出する側としては
その事象を大きく見せたいのか?
あるいは小さく見せたいのか?
演出意図によって
『寄り』で撮ったり
『俯瞰(ふかん)』で撮ったりするのです。
『寄る』か『俯瞰(ふかん)』かで
同じ事実でも、
与える印象は180度変わります。
物事の考え方も同じなような気がするんです。
自分に『寄って』みると、
悲劇の主人公のように感じます。
しかし、
冷静になって
起きた事実を『俯瞰』して客観的に見てみると
それは大したことではなかったり…
『俯瞰(ふかん)』してみたら
なーんだ、
自分の悲劇に浸り過ぎちゃったかな…
って思えるかもしれません。
少なくとも
わたしは、この友人の言葉で
ハッと我にかえることが出来ました。
めっちゃ辛い時は
見方を変える!!
視点を置く場所を変えてみる!
すると…
少しだけ冷静さを取り戻せるかもしれません。
※ 俯瞰とは、高い所から物事を見下ろすこと、或いは、広い視野で全体を把握すること。読み方は「ふかん」。俯瞰には、物理的な意味と比喩的な意味の2つがある。