『努力』が嫌いでした。

『努力』と言う言葉には
「やりたくないけれど頑張ってやる」

そんなニュアンスを感じるのです。


好きなことを勉強する、

好きなことを練習する、

好きなことを極める。


そんな頑張りは『努力』ではない、

好きでやっていることだから

『努力』は必要なく

楽しく勉強もするし練習もする。 


そうやって生きて来ました。




就職試験も

自分ではどんな職業に向いているか分からないので

50社近くの面接を受けました。


1番多く内定を貰えた職業が自分に向いている、

そう考えたからです。


そんな話をすると…

周りの方からは

『頑張ったね、努力の人だね。』

と言って頂きましたが、

自分では「努力した」とは思えませんでした。




アナウンサーになって

インタビューが不得意でした。


夜勤の帰りのタクシーの中で

運転手さんと毎回、話をして

運転手さんから

色々なお話を聞く実体験を積みました。


10年以上続けました。


色々なことを学び

インタビューと言う仕事が好きになりました。


そんな経験を話すと

やはり『努力の甲斐があったね。』

などと有難い言葉を頂戴したりします。


でも、

自分では何の努力もした気がしません。


インタビューが不得意だから

見ず知らずの運転手さんと楽しく話す。

色々お聞きする。

色々なタイプの人がいらっしゃるから

その人に合わせて聞き方を変える。


それはそれで楽しい時間です。


楽しいことを『努力』とは

私は感じないのです。




今も『努力』は嫌いです。

したくありません。


なので、

自分に必要なことは

まず好きになるようにします。


しなくてはならないことを

好きなことにするんです。


スポーツは好きではありません。

でも、スポーツ選手にインタビューしたり

現場でリポートしたりしなくてはなりません。


そんな時は、

スポーツ選手の人生を一本の映画だと思います。


映画やドラマは好きなんです。


スポーツ選手の人生のドラマを取材する。

ドラマの一幕をリポートする、

そう思うと俄然、興味が湧きます。




小さい頃、

星座の勉強が不得意でした。

夜空を眺めても

どれも同じ星座に見えたんです。


でも絵を描くのは好きでした。


なので

どの星座も

めちゃくちゃ綺麗にノートにまとめました。


白鳥座は白鳥の絵を描き、

その上に星座をピカピカに描きました。

星座の分厚いノートが出来あがりました。


ノートを見た友人が

「なおみちゃん、星座が大好きなんだね。』

と言われてビックリしたことがあります。


星座は嫌いなのです。


でも、好きな絵を描いて学ぶことは

自分にとって楽しい時間になりました。





しなくてはならないこと。

必要なこと。

一見『努力』が必要なこと。


そんな時は

とらえる角度を変えてみて下さい。


スポーツを映画としてとらえたり、

星座の勉強を絵を描く時間にしたり。





人生に『努力』は要らないのではないかと思います。

嫌いなことは

角度を変えて好きになったら良いのです。


好きなことをするのに『努力』はいりません。


好きなことを沢山して下さい。

ちょっと角度を変えて物事を見たら

人生がちょっと楽しくなる、

そんな気がします(o^^o)