私のような他県人が京都巡りする際に、しなければならないことがある。
「お土産」を買って帰ることだ。これがいつも悩ましい。本当にいい物・美味しい
ものをと思っても、単価が高いと数がこなせないし、食べ物でいいもの、とくに
和菓子などは賞味期限が当日中のものが多いからだ。
そんな中よく利用するのが、以前の記事でも書いたが、「都路里のつじりの里」
「丸久小山園の抹茶サクレット」、他に「鶴屋吉信の柚餅」「祇園小石のアメ」
等々だ(このへんもいつか記事にしようっと^^)。
そしてお土産として何より便利なのが 京つけもの である。安価で京都を
表現でき、日持ちもする。よって阪急で帰路につく際、錦市場に立ち寄って、
まとめ買いすることもある。以前の職場で土産として食堂においたら好評で、
食堂のオバチャンが自分とこのタクワンを出せなくなってしまった。
ひととおり土産のノルマをすませた最後は「私へのお土産」だ。最近の錦市場
はイートインや食べ歩きできるところが増えていて面白い。先述の漬物屋さんで試食をほおばり歩く(いやしいなぁ)のもいい。
私の最もオススメは 魚力 さんである。ここはハモなどを蒲焼にして店頭で
出されている。そしてお得な串ものを出されている。みなさん、一度ここの
ハモの串カツ・串天を食べてみてほしい。
ハモといえば骨切り湯通ししたものを梅肉ダレで食す「おとし」や「はもしゃぶ」
などが定番であるが、私は力説する。ハモの一番美味しい食べ方はこれだ!と。蛋白で柔らかい白身が油分と絶妙のハーモニーだ。衣によってハモそのものの旨味も閉じこめられている。しかも一本300円程度だろうか、オトク感満載である。
錦市場にはホンモノがそろっている。私にはささやかな夢があって、一度重箱をもって市場で買い揃えたもので、自分だけのオリジナル弁当をつくってみたいのだ。
米類は中央米穀さん。だし巻きは三木鶏卵さん。ちりめんは竹長さん。豆類は北尾さん。大國屋さんのうなぎの八幡巻き。魚類はもちろん魚力さん。惣菜や佃煮はどの店にしようか・・・いったい錦だけで何パターンできるだろうか。さらに、三条や大宮、他の商店街バージョンは可能だろうか。妄想しだしたら止まらない。
ただしこれをやるには労力と財力、そして仲間が必要で当面実現のめどは立っていない。
だれもオランやろなぁ、こんなアホにつきあうんは・・・(ノД`)シクシク