前回からのつづきです


絵を描くことが好きで

美大に行って美術教師になりたいとぼんやりと思っていたわたし



普通に公立小から公立中学に進み、県立高校に進学します



その頃のわたしの周りは


私立で滑り止めを受けて合格を持っておいて

公立はそのときの内申点や偏差値で行けそうな中で1番高いところを受験する


っていうのが普通でした


(推薦で私立に決める子もいましたが、お金持ちの人か公立で希望校に届かないからって感じでした)





学校の先生も、塾の先生も、親も、


将来何になりたいかとか

この子にはどんな道が合っているのか


なんてことには触れず



バブルがすでに弾けて景気が低迷してるにも関わらず



「こんなの数年で終わる」


「君たちが大学を卒業する頃には景気は戻ってる」


「より偏差値の高い大学に行くのが1番いいこと」


みたいな希望的楽観主義の人ばかりでした




能天気な中学生だったわたしは、その言葉を間に受けて


塾の先生や学校の先生が言う通りに、

自分の偏差値や内申点で行けそうな中で1番偏差値の高い高校を受験し、進学しました



まあまあ進学校で、家からの距離も遠くなく、田舎育ちの私には適度に田舎で、同じような育ちの子がたくさんいるとても肌に合う学校でした



周りの学校に比べれば校則や勉強が厳しく、縛られる感じはありましたが


でも、学校のやり方に従って落ちこぼれないでいれば地元のそこそこの大学に塾なしで進学できる


学校が放課後の補習や長期休みの補講に力を入れていたから


道を外れずに生きることに安心を感じるわたしには向いていました




ただ1点を除いて




また長くなったのでつづきます