注意:めっちゃ長い記事です。





以前
ロザンの宇治原史規さんがなにかの記事で

学歴は浮き輪になる

って言ってて。


「おー、なるほど!」って思った記憶があります。


いらないかもしれないけど、
社会という大海原に出たとき
必ず浮き輪となって助けてくれる

というニュアンスの記事。


高学歴ときいて本能的に反発心が湧く人でも、

「なんで勉強しないといけねぇんだよ?」
って思ってる受験生でも

なんか納得できる言葉に思えました。







ところで、
おいおい、最近あいつ(私のこと)
「英語」とか「英会話」
とか言ってるけど歌はどうすんねん?

という問いですが別に誰にも問われてないけど



歌は歌うよ、
だって好きだもーん。ちゅーデレデレ




でも
色んな人から
YouTubeで歌って配信してみたらいいじゃんとか言われるけど



そういうのじゃない真顔真顔真顔真顔

って頑なに思ってる自分がいる。


なんというか


やっぱり私は音楽で




アンサンブルして

共演して

共鳴して

胸震したい。


それが
音楽が好きな一番の理由なんだなぁ
山下清風



ということを再確認してる、日々。

1人でピアノに向かって歌うのって正直退屈。
なんだこれ?下手くそか。


だから早く音楽仲間に会いたいし


やっぱり
お客さんの前で歌うことで
音楽が8割増しくらいに輝く。
すごい輝きを増す。元が暗すぎっていうウワサも。


音楽を動画で配信していく

勿論それは
新しい演奏の形になっていくのかもしれない、
いや、いくんだろう。


でも一人きりじゃ嫌だ。

アンサンブルがしたいの!!!


Ensembleって

一緒に、
って意味なのさ。
おフランス語で。


いっしょに〜!
どんだけ〜の、ノリで。

共演者だけじゃないの、

「お客さんもごいっしょに〜」なの!!




それで冒頭の宇治原さんの名言に戻ると



これ、私は
音楽の学歴結構高めなんだけど


学歴は
浮き輪でもあって
足枷(あしかせ)でもある。
と感じてます。


音大って
学費馬鹿高いし
そこに入るまでのレッスンとか諸々の経費なんて
ホントびっくりするくらいだし


そんな風にして入った音大

4年間プラス大学院2年間行かせてもらって

そのあと国のお金で
新国立劇場の研修所行ってさ


どんだけ学歴あげてんねん!

なのに!


だのに!

こんなわたしかよ。
オペラ歌えないじゃん。

大学とか関係なくポップスとかミュージカルとか
前から歌えてたものの方が得意じゃん。
自信持って歌えるじゃん。


学歴関係ないじゃん。
ジャン

っていう
マインドだと、


学歴は完全に「足枷」。




で、結構長いことそんなふうに思ってた。


やめられないのは学歴のせい。
親に悪い、とか罪悪感。
軽く考えられないのも、
色んな挑戦にビビるのも。

足枷が重いの!って。
ジェイコブマーレーかよ!
ぎゃーーー!


この子も囚われとる!!しかも裸



でも

先日
東京都の
「アートにエールを!東京プロジェクト」
の申し込みをしていて

自分の直近の過去の本番なんかを書き込んでいたら



ああ、こんな私でも声をかけて
一緒に演奏してくれる人がいて
仕事くれる人がいて
有り難いな、と。

それは浮き輪があったからなのかな。

学歴全く関係ないわけじゃないな。

大学行ってなかったら
えむつどピアニストのみっちゃんに出会わなかったわけだし

新国の研修所行ってなかったら
夫に出会ってなかった。


って気付いた。


社会という大海原で助けてくれるだけじゃない


人間関係や人生の進む道を見つけるのに
助けてくれる
コンパスみたいな役目もしてくれた。






先日ちょっと受験生の相談に乗ることがあったのですが


自分の「足枷」の方ばかりに目が行って
「浮き輪」の方は強調できなかったな、って
少し後悔しているのです。



それでも、
足枷だと思っていたものが浮き輪にもなるなら


やめたりやったり

嫌になったら離れたり

好きな点だけを取り出してやったり、

こだわりすぎず




もっと軽く!

羽根ように!

帽子に羽根のついたピーターパンのように
妖精の粉って勇気とか行動力のことなのかな?
「これをちょっとふりかけてあとは強く願うんだよ!」ってね。


新国の研修所の時にコーチに言われたんだ。

Nozomi,Don’t get too seriousって。


これは歌なんだ。
深刻になるな。って。
ただの歌だぜ?って。



足枷をつけた
ジェイコブマーレー状態だと
重いよね、音楽も。
聴くのも辛いでしょう。


だから

コロナで


こだわってきたものが

ガタガタ崩れて出来なくなった途端


足枷が取れたような気がしてるんだ。
妖精の粉さえあれば飛べるような。



軽いノリって
日本人は嫌う人多いよね。


石の上にも三年
とか
職人気質ってやっぱり尊敬されるし


でも

コロナのせいで、

一瞬で価値観を変えないといけない時代になった。

だから昔の思い出とか栄光とかに
浸ってる場合じゃないのかも。


軽くていいじゃないか。

もともと頭の軽めな女なんだから!ニヒヒ





と、そんなわけで


学歴は
足枷にもなるけど

考え方次第で
浮き輪にも
羽根にもなる。



コロナが拡がったのは
世界が繋がってるせいと言われてるけど


繋がってて行き来も自由なだけあって
足取りは軽くないと
渡っていけない。



コロナで色んな価値観変わったな。
それだけは言える。