「星占いのしくみ」石井ゆかり、鏡リュウジ
星占いって、どうやって運勢をきめてるのかな。
みなさんは知ってますか?(*^^*)
僕は知らなかったし、ふと目についたので読んでみた!
 
前半は星占いのやり方。
星占い=あなたが生まれたその時の星の位置で占う方法。
惑星(土星、水星、木星など)がどの星座に位置するか、惑星や星座同士がどんな角度をつくっているか。などなど。
 
惑星って英語でローマ神話の神様の名前なんだよね。その神様のイメージで意味づけをしていた。
例えば金星はヴィーナスで美と愛の女神。
だから、金星は恋愛に関わることを占えるとかね!
まあ、星座や角度にもそんな感じで意味づけてた。
 
なるほど。占いって、意味のないことに意味を持たせて相談内容と結びつけることなんだな。
結びつけるのが上手い人がいわゆる売れてる占い師であって、より相談内容とリンクするかが「当たる」なんだなと。
 
この本を読んで、占いにおいて偶然のできごとがすごい重要って思ったよ(´ε` )
星占いでは、偶然生まれたそのときの天体の位置。
タロット占いでは、偶然引いたカードと向き。
手相占いでは、偶然できた手のシワ。
みたいに、より偶然に起こったことに対して人は神秘や力を感じるんだね。(ΦωΦ)
 
後半は、占いの歴史やユング心理学を通してより占いの理解を深める。
古代の人たちって変化を嫌う。
だから、今の占い方は違うんだって!
昔の人に比べて現代人って、転職だったりいまよりもっと高みにいける選択肢があるもんね。
 
最後に著者の二人が会話形式で占いについて語ります。そこで鏡リュウジさんは、「人は自分の意味を求めてる」って発言してた。
 
生まれた意味なんてないし、ただ生まれただけって僕は思う。でも、ある人にとっては生まれた意味をつけることによって前向きになったり、目標を見つけられたり、生きるエネルギーに変える手助けになるのかな。
 
なんにでも意味をつけたがる僕たち。
それは生きる上で必要だから培われた文化なのかもね(*_*)
非科学的な占いはやっぱり僕は完全に信じれないけど、なぜか惹きつけられちゃうのは人の性なのか(笑)