今、「しゃべれども しゃべれども」っていう小説を読んでて、これが噺家(落語家)のお話なんです!
東京が舞台だから、実際にある講演場の名前がちらほらでてくる。
え、行ってみたい。
小説の主人公は、「二ツ目」という落語家の階級なんだけど、ちょうど二ツ目の講演が今日やるじゃん!!
ってことで、池袋演芸場にいってきました~ヾ(≧▽≦)ノ
18時開演で、17時半開場。結構人いた。
あと、ほかの講演より二ツ目っていう階級のためか料金は1000円で安い!
17時40分から太鼓の音が!太鼓の音って日本人心がくすぐられるのか、高揚する(*'▽')
17時45分から「前座」という一番下の階級が話始めた!しかも短髪さわやかイケメン!
お話の入り方が特徴的で、お話に関するエピソードや解説からすっとそのままお話へ。ほぼ境目がわからないくらい自然に入る(笑)
あと、最後どのお話もすとーーーーんってオチるから気持ちいいい!
二ツ目のお話はどれもすこし現代っぽい言葉が混ざって時代に合わせてるんだなって感じたな。
一番最後の講演で、化け猫がしゃべるシーンがあるんだけど、これがほんとすごい!!!!
急に太鼓と笛がなりだして、話し方も変わって圧巻の演出でしたΣ(゚Д゚)
これが1000円なんて、安すぎるよ...。
たっぷり2時間の講演で6つのお話がきけてとっても満足だし、面白かった!!!
次は、階級上の落語を見てみようかな。
以下講演の内容と感想メモ
①前座のさわやか短髪イケメン
子供っぽい無邪気な父とませた息子のお話。
団子の蜜だけなめるとこの表現がすごい!おいしそう!
蜜なし団子を息子にあげたり、息子がねだったから凧を買ったのに自分で楽しむ父がかわいい(笑)
②「壷算」 古今亭 佑輔(小顔の綺麗な女性。羊文学のボーカルみたい。)
壺の計算を間違えてぼったくられるお話。
お話に入るまえのうざいビックカメラ店員の話おもろすぎ(笑)
マッチョは脳みそも筋肉だそうです。
③「権助提灯」 柳家 縁助
昔、いいお家の旦那は奥さんとは別に女の人がいるらしい。
奥さんと浮気相手は仲良しでお互い風が強い今夜は旦那がいたほうがいい!っていって旦那は二つの家を何往復もするお話。
提灯役の権助と旦那のやりとりが面白い(笑)
最後のほうは提灯消さずに待ってるのうけた(笑)
④「位牌屋」 春風亭 だいえい
ドケチなお話。
主人はお店の人を口車にのせてほぼ盗んでる(笑)
その召使いも主人のマネしてくすねるところおもしろかった(笑)
⑤「胴切り」 三遊亭 伊織
これ一番好き!!
辻斬りにあって胴体と足が真っ二つになるけど、スパッと切るのうますぎて生きてるお話(笑)
足も自我芽生えるのうける(笑)
胴体はお風呂屋の番台、足はこんにゃく作るときの踏む係になって倍給料もらって、妻も喜んでるのやばい(笑)
⑥「猫忠」 柳亭 市憧
この人うますぎ!!特に最後鳥肌もん!!情景もすんなり浮かんだ。
猫が化けて兄貴が二人に!
猫は女と遊んで兄貴の評判が...。ちなみに妻いる。
猫がしゃべるシーンは古語だから、何言ってるかほぼわからなかった。
たぶん親猫が三味線に加工されて、仕返しに子猫が化けたのかな。
子分が妻に兄貴が浮気しているこを言いつけて、妻を怒らせて喧嘩させようとするシーンが面白かった(笑)
そしてまさかの兄貴は家にいて、え!ってなる展開がすごい!