『萌えビジネスに学ぶ「顧客を熱中させる」技術』藤原 実

萌えビジネスに学ぶ「顧客を熱中させる」技術

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藤原 実
中経出版
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さすが萌えに造詣が深い藤原さん、この本の中でもAKBやハルヒとか萌えに関する解説がより詳しい（笑）

グーグルの開発者は天才の集団といわれますが、上記のエピソードの通り、彼らはあくまでユーザーに「聞き」ます。ユーザーの行動にそば耳をたてて、その行動から自分たちのサービスを構築し、改善していくといわれています。

このユーザーにそば耳っていいですよね。

私の場合、著書のターゲットが明確だったので、そば耳どころか友達のよしみで鋭く突っ込んでくれそうなワーキングマザー3人に原稿を読んでもらい、色々な会社規模・職種で仕事しているママ視点の意見を聞けたことが本の内容改善に一番大きかったと思います。

熱狂的ファンをつくるステップのうちのひとつ、「ものがたり力」活用にこんな例があります。

「読者にとって何が必要とされているのか」ということを考えて構成されていることが重要な要素です。専門化されたユーザー向けの雑誌を見つけたら、手にとってみることをおススメします。

ここで挙げられている例のジャンルの専門雑誌がこんな雑誌たち。

宝塚 GRAPH (グラフ) 2012年 05月号 [雑誌]

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阪急コミュニケーションズ (2012-04-20)

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歌劇 2012年 05月号 [雑誌]

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阪急コミュニケーションズ (2012-05-02)

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Newtype (ニュータイプ) 2012年 01月号 [雑誌]

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角川グループパブリッシング (2011-12-10)

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紙面の構成、記事の内容、ユーザーとの交流企画、出稿されている広告などすべてにヒントが入っています。

本にも書いていますが、AKB48と宝塚って本当システム似ているよな～と感じます。宝塚で総選挙とかやったら血の雨出そうですが。

宝塚グラフは、特徴として写真多くてマンガモチーフの扮装写真とかデート写真があったりと、妄想ふけれます。

安寿ミラさんと娘役のデート写真なんて、もうね、きゃー、ツンデレなヤンさん（安寿さんの愛称）と私とスーツでデートとか、どれだけ高校時代に想像したか。（病気）

また、歌劇はグラフと対照的に文章で共感を呼ぶスタイル。劇団員（2番手男役かトップ娘役のときも）が書く「絵と文」が有名でした。宝塚ファンの中では。

真矢みきさんとか紫苑ゆうさんとかめっちゃ面白かったのです。それでかっこいいスターさんに、共感が生まれていたと思う。

共感のスタート時点となる苦悩、悩み、願望をつかむことができれば、それが将来どうなるのか、その時点でどういう感情を持っているのかという点を描くことができ、そうなればほぼゴールです。

というわけで、ビジネスで共感を呼びたい方には超お勧めです。