『あたりまえだけどなかなかできない 聞き方のルール』松橋 良紀

あたりまえだけどなかなかできない 聞き方のルール (アスカビジネス)

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松橋 良紀
明日香出版社
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【能力に自信のある人はやりがちな間違った5つの聞き方】

①相手の話す内容を整理してまとめてあげる。

②聞かれていないことを延々とアドバイスしてしまう。

③相手も話しやすくなるだろうと思い、自分の体験談を話す。

④相談されたからには問題解決してあげないと、相談された甲斐がない。

⑤「俺なんかもっと大変だよ」と言って、相手の悩みはちっぽけだと教えてあげる。

相手の気持ちを聞き出す前に、相談を受けたほうが自分の考えを話してすっきりしたい、自分の有能さを見せつけたい、というパターンは、能力に自身のある人がよく陥りがちなことです。

能力があるかは別にして、というより「能力がないと思われたくないブロック」か？これ、よくやってしまいます。夫に以前、泣きながら「相談してもあなたの自慢話で終わるじゃないか」と怒りをぶつけたにもかかわらず。される側だとすごく嫌なのにね・・・。

質問は、実は相手自身が話したいことだったりするのです。

これ、この本で知ってから、質問されたことを「あなたはどうです？」と聞き返すと盛り上がります。された質問に注目です。

あごの動きの観察をするために訪問していただけなのに売れてしまったようにさえ思います。テンポや深さをあわせてクビを振るだけで面白いように成約をしていただけるようになりました。

あごー！あごー。うまい相槌のコツってこれだったのですね。京都のおたべ人形のように一方的にあごをふるのではなく、相手と同じ動きをするこれをやってみたいと思います。

聞き上手といわれる人は、実は5W2Hにこだわらないで聞いています。意外なことに、不明確な状況や内容を気にしないので、いちいち問いたださず、相手の感情や気持ちに焦点を当てて聞きます。

これ、とても意外でした。よくあるロジカル系ビジネス本に5W2Hにこだわれってあるじゃないですか。もちろん仕事の報告では5W2Hが大切だとあります。が、が、仕事の報告でない場面で5W2Hにこだわった会話で、相手の気持ちを害してしまったりと、コミュニケーションを図ると言う意味では失敗になってしまうと。

よく考えると、パートナーシップでも影響ありです。

実際、この聞き方、夫によくやられるんですけど仕事中ならともかく、プライベートだと時々イライライラ～とこころがささくれだしますね。

細かい不明確な状況を気にせず気持ちに沿って欲しいの