概要

 モチノキ町とは、雷句誠原作のSFマンガ「金色のガッシュ‼」、および同マンガをフジテレビ系列でアニメ化した「金色のガッシュベル‼」に登場する、同作の主人公のガッシュ・ベル、高嶺清麿などが住む街である。町立の中学校や植物園などがあるため、町長のいる基礎自治体と見られている。アニメ第1話で、ブラゴやシェリーが高層階の飲食店から街を覗いている映像などから、モデルは栃木県中部の市部あたりとみられるが、どこがモデルになったかなどの原作者やアニメ制作者サイドの具体的言及は確認されていない。

 

町立施設

・モチノキ町立モチノキ第二中学校

 

  主人公・高嶺清麿が通学する中学校で、1学級の生徒は、35人ほどとみられる。夏の制服は男子が半袖のYシャツにネクタイを着用し、青色のスーツ系長ズボンを着用する。女子はセーラー服に青色のショートスカートを着用する。冬服では男子が青色のジャケットを着用する。校舎は4階建てである。廊下は広く、各教室と廊下は複数枚の窓ガラスで仕切られる。保健室には養護教諭の使用する木製の教卓があり、手前には推定2m弱で手すりのない黒い革製ソファーがある(アニメ第3話「第二の術ラシルド!」では、清麿に勝手について来た結果として保健室に預けられたガッシュが、このソファーでいちごジュースを飲んでいる)。同校の生徒である水野鈴芽が合唱部所属であることから、音楽室があるとみられる。屋上があり、不良のたまり場となっている他、水野鈴芽が洗濯に利用している。

 

 

・モチノキ町立植物園

 

 高嶺清麿が不登校の時、学校をサボって行っていた室内植物園であり、清麿はその植物園で寝ながら本を読んでいた。アニメ第7話「植物園の決闘」では、ガッシュ対スギナ戦の戦場となり、スギナの呪文によって植物園を訪れていた町民が多数人質となった。

 

中心部

・甲虫銀行(かぶとむしぎんこう)

 

 水野鈴芽が口座を持つ銀行。建物は6階建て。1フロアにつき少なくとも3列の受付窓口がある。アニメ第2話「氷結呪文ギコルVSザケル」では、ライフルを持ってレイコムとそのパートナー・細川が立てこもり、銀行を訪れていた多数の客が人質となった。

 

・モチノキデパート

 

 モチノキ町のデパート。中央の広場には、ラ・フランスをモチーフにしたキャラクター「洋ナシちゃん」の高さ3~5mほどのモニュメントがある。

 

・モチノキ遊園地

 

 アニメ第29話「激闘!遊園地バトル」でガッシュ、清麿、ティオ、大海恵が遊びに来た遊園地。お化け屋敷と見られる建物や、50mプールがある。アニメ第29~30話のガッシュ・ティオコンビ対パピプリオ・ゾボロンコンビの戦いでは、夏を除いて使用されていないこのプールが戦場として選ばれ、ゾボロンの呪文によってその一部が破壊された。

 

・廃ビル

 

 アニメ第9話「第三の術ジケルド」で、ガッシュ対フェイン戦の戦場となった。ビル5階ほどの高さがある。1階部分はレンガ造りであり、1階以外のフロアはコンクリート造りとなっている。すべての階に小さな窓が4、5個ほど設置されている。屋上には鉄製の貯水槽があるほか、その屋上の四方が高さ1.2mほどの手すりに囲まれている。

 

 

住宅街

 町北西部にあると見られる。2階建ての戸建住宅が多く存在する。清麿とガッシュも、清麿の母・高嶺華と共に2階建ての戸建て一世帯住宅で生活している。