今日の訪問リハでは、

麻痺足を軸にして、健足を15㎝ほどの台に上げ、体重は麻痺足にかけます。
麻痺足の上にまっすぐ上半身が伸び、健足は階段に一歩かかっている状態です。

これが、またまた、夫には難しいのです


夫にすると、前に出した健足のほうに体重をのせ、上半身を前かがみにしたくなっちゃうんです。

当然、麻痺足に全体重をのせるのもキツイのでしょうが、股関節や太ももの裏の筋肉が固くなっていて、その姿勢になりにくいのだそうです。

夫は、立っている時も、歩いている時も、腰が少し折れていて、ヘッピリ腰です。

「腰を伸ばすことはできますが、持続させることが難しいんです。ご主人にとっては、前かがみで歩くほうが楽なんです。上体を立たせる筋肉をもっと使えるようにしましょう。」

「使えるんですか?」

「使えます。眠っている筋肉はたくさんありますよ。ご本人が使えない、と思ってしまっている筋肉。麻痺のために、自分の使いやすい筋肉だけを使って体を動かしているんです。今まで動かしていなかった筋肉を使うのは、大変ですが、使えることがわかれば、動かせるようになりますよ。」

その後、固くなった筋肉を伸ばすために、ヨガのような?ポーズの練習をしました。

テーブルの上に座布団やクッションを置いて、上半身をその上にダラ~っとさせます。

腰から上半身を90度に折るようにして、健足を軸に麻痺足をまっすぐ後ろに上げます。

上半身と麻痺足はまっすぐ水平になります。

夫は、体に力が入ってしまって、まっすぐ麻痺足が上がらずに、きれいなT字になるまでに時間がかかりました。

いろんなポーズができるようになって、体に柔軟性が出てくると良いですね。

それから・・・
苦労していたスリッパまたぎは、今日も順調でした


眠っている筋肉、是非、起こしたいものです