4年前の12月28日、脳出血で倒れた夫
何もわからず、泣きながら、ただひたすらリハビリした1年目。
なんとか歩く格好になり、ちょっぴり光が見えた2年目。
思ったほどの成果が出ず、思い悩んだ3年目。
頼れる療法士さんのリハで成果が大きかった反面、きびしい現実をあらためて実感した4年目。
さてさて、来年は、どんな5年目になるんでしょう?
みんな元気で、無事に過ごせますように
昨日の訪問リハでは、良い姿勢で立ち続けることに時間をかけました。
いつものように先生が、夫の体の調整をしてから、スッと立たせます。
「きれいな立ち姿です」
「ここまでになったんですね~。麻痺足にしっかり体重がのっていますが、先生が麻痺側に引っ張っているんですか?」
先生は、夫の麻痺手を軽く持っています。
「今、ご主人は、麻痺足にかけられる限界近くで立っています。微妙にふらふらしてるんです。健側に体重を移そうとすると私が少し引っ張ります。奥さんが見ていてもわからないでしょうが、ご主人と私との、静かな引っ張り合いがあるんですよ」
夫は、まだ片足立ちができません。両足で立って、麻痺足に限界まで体重をかけることが一番麻痺足の回復につながります。
「この姿勢で、30分立ち続けてほしいところです。持久力をつければトイレ動作も安定します」
トイレの自立は、今年の大きな収穫です。最近、も自分で出来ました
今朝は~、ちょっと、嬉しいことがあったんです。
何回か、自然に言葉が、夫の口から出たんです。
今までにも、思わず言葉が出る、ってことはあったけど、今朝はデイに行くまでの2時間ほどで、数回あったんです
お迎えの職員さんの顔を見た時も、「おはようございます~」って、とてもスムーズに言えました。
職員さんは、気がつかなかったけど、夫は今までにないものを感じたようで、私のほうを見て、 「あれ~?、こっここ~、ね?」
「今日は、思わず言葉が出ることが多いんですよ」
職員さん「そうですか。先生に伝えますね」
これが、良い兆しだといいんですが・・・
言語のほうも、少しでも、光が見えてほしい
この1年、多くの励ましをいただき、ありがとうございました。
皆さま、良いお年をお迎えくださいませ