今日は、夫と二人で、いつもとは違うショッピングセンターへ
日差しがきつい夏は、屋根のある立体駐車場に停めたいのですが、一階はいつも満車・・・
2階は、中2階になっていて、店内に入るには、階段を上がるか、エレベーターで1階に降りるか、なのですが、店内用車いすは、1階にあります。
よ~し、エレベーターに挑戦しよう!って・・・平日のお昼だし、火曜市でもないし、もともと人気のあるお店じゃないし
・・・来てみると、いつもならガラガラの2階駐車場が、、、え?あんまり空いていない・・・仕方なく、結構遠くに停めて歩くことに。
「え~、なんで、こっこ、?」
「ここしか空いてないよ、歩こう。今日は、混んでるね」
ぐずぐず文句を言う夫とゆっくり歩いて、やっとエレベーターの前に。
気楽に二人で乗りたいところでしたが、夫が入るのに時間がかかっている間に、女の人が入って来られました。
ドアが閉まって、動き出すと、夫は杖をはなして手すりをグッと握りました。
そりゃあ、何年も、立ってエレベーターにのったことがないんですから、微妙な振動におどろいたんでしょう。
夫の体は、固くなって、1階にエレベーターが着いても、動こうとしません。
一緒にいた女性が、ボタンを押して、先に降りるように言ってくれたのですが、夫は、まだエレベーターの奥に顔を向けている状態。
そのうち、一階のお客さんたちがぞろぞろと中に入ってきました。
「降りなきゃ、、降りよう」
「うん」
夫は、気があせって、足の動きは鈍く、私は「すいませんね~」と言いながら、なんとか、エレベーターを降り、車いすを借りました。
店内に入って、混雑している理由がわかりました!
今日は、この店の「お客様感謝デー」だったんです。
ここなら、空いているだろう、と思って来たのに・・・
「なんだか疲れちゃったね。休もうよ」
「うん、ここね~」
このごろ、ショッピングセンターのフードコーナーがお気に入りなんです。
お昼時を外せば、空いていて車いすでテーブルにつけるし、マックや寿がきや、いろんな店が並んでいて、飲み物だけでも買って、気楽に過ごせるんです。
周りは、お母さんと小さなお子さんでポテトをつまんでいたりして、、、、うちの子もあんな頃があったなあ、なんて思ったりしながら、二人で、ソフトクリームを食べました。
帰りは、大丈夫かなあ?とちょっぴり不安でしたが、夫も今度は、エレベーターの振動にもびびらず、すばやく方向変換し、スムーズに降りることができました。
「また、来たい?」
「うん」
「今度は、たこ焼き、食べようよ」
「そうね」
2,3年後には、車いすを借りることなく、歩いて店内をまわる、、、、
予定、です