3年余り前、突然、夫が脳出血で倒れ、救急搬送・・・










約2か月後、回復期病院に転院。








その後、本格的に、リハビリが始まったのですが、私は、何の知識もなく、ただ、良い療法士に担当してもらえることを願い、お任せするしかありませんでした。






転院して2か月後、「自力歩行は、無理」と言われ、私は、「少しでも、良くしてください」と療法士にお願いするばかりでした。






それから、退院するまでの3か月半、膝までの長い装具を付け、麻痺足を蹴り上げる方法での歩行訓練が続きました。






いいえ、退院が近付くと、家族の介助訓練が必要だということで、私が夫のリハビリ時間に、蹴り上げ法の介助を練習しました。






結局、夫は、私が短期間でマスターできるリハビリをプロの療法士から延々と受けていたわけです。






その3か月半、夫の麻痺足は、全く動くことは、ありませんでした。






退院後、通所リハのPTに、「膝までの装具をしていたのでは、回復しない」と言われ、すぐに、短足装具にしました。






「プロには、頼れない」と思った私は、家で、何とか、リハビリを続け、4か月後、夫は、寝た状態で、麻痺足を上げることができるようになりました。






それから、二人で、装具なしでの4点杖使用の歩行訓練を始めました。






夫は、少しずつ回復してくれました。






そうして、、昨年の秋、やっと、信頼できる療法士に出会うことができました。




納得できる説明を受け、成果の見えるリハビリをしてもらっています。




回復期病院で、こんな療法士に出会って、リハビリを受けていたら、きっと、退院時の夫の状態は、変わっていただろう、そんなふうに、思うんです。




今さら、考えたって、意味がないとわかっていながら、考えてしまうんです。




今の私が、あの時に戻れたとしたら・・・




病院に抗議して、療法士を変えてもらうでしょうか?




どこかに転院させるでしょうか?




それとも、早々に、退院させて在宅リハに賭けるでしょうか?




とにかく、何か、手を打つ、、、と思います。




回復期病院で、どんな療法士に担当してもらうか?そんなことで、患者の将来が左右されることもある、と感じています。 




いい療法士が、どんどん増えて、私のような思いをする患者や家族がいなくなることを祈っています。