クリスマスも終わり、あとは、お正月を待つばかり音譜




テレビを見ながら、お茶を飲み、ヘラヘラ笑って過ごすのも、いいものですね。




思えば、3年前、夫が倒れて年末年始、食事も喉を通らず、夜も眠れず、青ざめた顔で病院に通う毎日・・・


家で気を紛らわせる為にテレビをつけてみても、、、、、、、、眺めてはいても頭には入ってこなくてじゃまになって、、、、、、消してしまうと、静寂が不安な心をさらに不安にして、涙がでて、涙がでて、、、、ただただ、泣いて、心が落ち着くのを待つのです。


そんなとき、テレビを見て、笑えるような、そんな平穏な日々が、いつになったら戻ってくるんだろう、と思ったものです。


障害者になった夫との生活にも慣れ、たまには、自分自身の気晴らしもできるようになった今、やっと、夫と二人で、なんでもないテレビを見ながら、お互い、ヘラヘラ笑っている時間を過ごせるようになりました。


めでたし、めでたし、、、、って、、、ん?


お~っと、まだまだ、これからの人生、大仕事が残っています。


それは、夫の後遺症を軽減させ、少しでも以前の生活に戻す努力をすることです。


ってことで、ここ1週間は、「立ち上がり」の練習に明け暮れました。


先週、PTに教えてもらった通り、立ち上がるときに、私が両手を夫の両肩にのせて、軽く下に押す方法を使うと、不思議に麻痺足が踏ん張れるんです。


夫は、立ち上がるとき、なかなか両足にきちんと力を入れることができません。


左足だけで、バランスを崩しながら、力づくで立とうとします。


そのとき、両肩を押さえて、体が傾かないようにしてやると、右足をしっかりつけて、踏ん張ることができるのです。


今日は、訪問リハの日で、先生に見てもらったのですが、「勢いをつけずに、ゆっくりと立ち上がれるように練習を続けてください」と、言われました。


「こんなものだろう」という思いで、褒められるよりも、「もっと、できるはずだ」と、励まされるほうが、嬉しいものです。


やっぱり、この先生、うちに合ってる!


今日のリハでは、テーブルにクッションを並べて、高くして、その上に夫の上半身を両手を伸ばして、投げ出させます。


夫の体は、骨盤から直角に曲がった格好です。


足の裏はぴったり床につけて、アキレスけんがしっかり伸び、膝もまっすぐ、太ももとお尻の筋肉がピーンと伸びています。


そこで、先生は私に、夫のお尻から太ももにかけての筋肉や足の前の部分の筋肉をさわらせました。


麻痺足のお尻から太ももにかけての筋肉は固くなり、短縮しています。


それに比べ、太ももの前の筋肉は、貧弱です。


先生によると、短縮した筋肉のせいで、膝が伸びにくく、そのため踵が浮き気味になる、その上太ももの前の筋肉が使われにくく、貧弱になる、ということです。


ここを治すために、この姿勢にさせたが、家族では難しいので、とにかく、家では、直立の姿勢をしっかりやらせてほしい、と言われました。


来週は、お正月で、リハはお休みです。


「来年もよろしく! いいお年を!」と言い合って、わかれました。


夫の状態をしっかり説明してくれるPTに担当してもらったのは、初めてです。


「いい先生になんか、出会えない」なんて、あきらめて、夫と二人三脚で、リハを続けてきましたが、うちに合うPTだって、ちゃんといて、出会えるんですねえ。


来年だって、もちろん、頑張りますよ~