「代償運動」って、聞いたことがありますか?


私は、夫が退院して、必死でリハビリをしていたころは、知りませんでした。


今年の春にブログを書き始めて、療法士のブログなどを覗くようになって、時々目にするようになりました。


「代償」っていう文字からして、あまり良くないことなのかなあ、と思っていました。


「代償運動」とは、麻痺などの障害により本来の筋肉を使ってできなくなった動作を他の筋肉を使って行うこと、だそうです。


「本来、使うべき筋肉」って?  はあ~?、、、って感じですが。


トレーニングの際、「本来、使うべき筋肉」を使わなければ、効果が半減してしまう、と書いてあるものもあり、代償運動に慣れてしまうと、本来できたはずの回復を妨げる恐れがある、、、らしいのです。


そんなこと言ったって、プロに諦められた夫の右足を家で動かそうとすれば、「とにかく、何でもいいから、動いてくれ!」てなもんで、気にしてもいませんでした。


でも、この前、訪問リハの先生が、独り言のように、「代償でいいんならいいけど、頭打ちになるから・・・」って言いながら、立っている夫の足に触って、「ここ、ここです、力いれて、そうそう、いいですよ~、ぷるぷるしてます、今まで使わなかった筋肉に刺激入ってますよ」


きっと、先生は、夫の、本来使うべき筋肉に力を入れさせたいんだ、と思います。


夫の動作は、たぶん、「代償」だらけでしょうね。


もし、「本来の筋肉」が動くものなら、そのほうが良いに決まっています。


家で、無理に手足を動かすリハなど、しないほうがいいのでしょうか?


うちのように、自己流で、スパルタのリハなど、、、、、、、   どう?かしら?


自信満々だった鬼コーチが、最近、迷っています。


今度、訪問リハの先生にきいてみようと思います。


また、ご報告しますね。