ラブレターフロム | ナンデードーシテー official blog

ナンデードーシテー official blog

サッポロのバンド
「ナンデードーシテー」のブログです。

他のメンバーが書くのはレア。
ヴァイブス担当 サカムケ☆レシピの更新が非常に多い。
火に弱い。


突然だけど、
ナンデードーシテーの音楽ジャンルは
『みんなのうた系パンク』だ。
知ってた??

NHKの番組「みんなのうた」や
幼稚園や小学校で習った童謡のように、
ちっちゃい子から覚えて唄ってもらえて
だんだん大人になっていき
それからおじいさんおばあさんになっても忘れることのない、
そんな歌を作りたい。
そう思って。

(『~パンク』なのは
・曲が短い
・「みんなのうた」と言い切るには、僕のパフォーマンスがあまりにも子ども向けではない
などなど諸説ありますがね!)

我ながら、よい名付けをしたと思ってる。



少しあけみと飲んで別れた帰り道。
懐かしい香りを感じた。

「ああ、そうだ。」
ふと蘇る淡い想い出。


その人は、同じ高校の一つ上の先輩。
ほぼ一目惚れに近かったと思う。

共通の友人がいたり共通の話題があったりしてどんどん仲良くなっていったんだけれど、
シャイな少女・サカムケには、メールアドレスを聞く勇気がなかったのだ。

けれど、何がきっかけか手紙の交換が始まった。
内容は本当にたわいもないことで授業中に描いた先生たちの似顔絵だったり、今日こんなことがあったよー だったり。
好き合っていた訳ではないが、何故か続いていた。
いつしか、昼休みの終わりに1階の自販機前で手紙を渡し合うのが日課になっていた。

そんな日常が1年ぐらい続き、先輩の卒業が近づく。
先輩は東京で就職が決まっていた。


卒業式の朝。
いつもの自販機前で 最後の手紙を渡す。
卒業おめでとうございますってことと
今までありがとうってことを沢山と……

メールアドレスはやっぱり書けなかった。




終わり。


ここまで読んでくれた方には「えっ!?」と思われてしまいそうだけど、
本当にここで終わりなのだ。

人づてにアドレスを教えてもらうこと、聞かれることもなかったし、
その後、夏休みに帰省した先輩を含めた 数人で遊んだりしたぐらい。

第二ボタンは「後輩に制服譲るから親にあげるなって言われてるんだよね!」って、誰も貰えていなかった。笑

変な人だった。
先輩はギャル男だけれど、すごく優しい人だった。
学ランにとんがった靴を履いてるとこだけ好きではなかった。
あと、髪の毛はすごいギャル男なのに
シャツのボタン1つしか開けてなくて意味が分からなかった。
ギャル男なのに、冬は寒いからちゃんとコートを着ていたのが好きだった。

……ギャル男じゃなかったのかも知れない!
いや、変な白ヘビ柄の皮パンみたいの履いてたしギャル男だな、きっと。


手紙はいつも、先輩の香りがした。
普段香水がキツい訳でもないのに、どうしてだろうと思っていた。
方法を教えてもらってからず今でもっと、手紙を送るときは先輩のマネをしてる。へへ。

「匂いってすごいんだよ!
きっと何年か後に俺と同じ香水つけてる人いたら気付くと思うよ!」

先輩の言うとおりでした。
その香りに、まんまと振り向いてしまいました。


一人自転車を押しながら、この歌を口ずさみながら帰ってきました。






























まぁ、全部妄想ですがね!!