離乳食を始めたのは、
生後6ヶ月を過ぎた頃でした。


ミルクの吐き戻しが続いていて、
体重もなかなか増えない娘。


「少しでも食べてくれるなら、体重が増えてくれるかもしれない」
そんな思いではりきってスタートした離乳食。



最初は、私が口に運ぶものを嫌がらずに食べてくれて、心からホッとしました。




離乳食初期、中期はとても順調で、
離乳食の本の通りにペースが進みました。




「この子、ミルクよりご飯のほうが好きなのかも!」
「私も食べることが大好きだから、きっと似てるんだ!」




そう思うと嬉しくて、
ウキウキした気持ちで
毎日離乳食の時間を迎えていました。





でも、そのウキウキは、
離乳食後期に入ると、少しずつ沈んでいきました。




後期になって、
大人のご飯に近い形状を用意するようになると、
娘が突然、食べるのを嫌がるようになったのです。





「ええ!?どうして?」
「今まで順調だったじゃない!」
「食べるのが好きな子だと思ってたのに…」




どんどん不安になって、毎日スマホで検索。
「離乳食 後期 食べない」
「食べない 原因」
「どうすれば食べる?」




“公園など外遊びをたっぷりすると良い”
と書かれていれば実行。



“パパとママとで楽しく一緒に食べよう”
というアドバイスもやってみる。






それでも、食べない。
時には12時間、何も口にしない日もありました。




「こんなに食べないなんて、私が虐待してるみたいじゃない…」
「お願いだから、食べてよ…!」






気づけば、無理やり口に入れて、
娘を大泣きさせてしまう日もありました。
泣いてるのは娘なのに、
泣きたいのは私のほうでした。






「食べてくれない=愛情が足りないみたい」
「食べてくれない=私が間違っているの?」



そんな気持ちが、毎日のご飯時間に重くのしかかっていました。










振り返ってみると、
“食べてくれることで安心したかった”のは、
私自身だったのかもしれません。






今は、
食べない日があっても、
彼女の心と身体は、ちゃんと育っている。
と思えるようになりました。


食べない日があっても、笑って
「今日はそういう気分なんだね」
と言えるようになりました。




過去の私のように悩んでるお母さんへ。
“うちの子だけ?”って思わないで。
あなたが悩んだその時間は、深い愛情の証です。





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