3月25日(日)前半 7日目
(ルーブル美術館)
美術館巡りの日です。便利でお得な「パリ・ミュージアム・パス」(4日間 9100円)を日本語の公式サイトで事前購入しておきました。パリに行ってからでも62ユーロで購入できますが。
まずは、ルーブル美術館
「パリ・ミュージアム・パス」があれば、チケットを買う手間が省けて時間短縮になるので、それだけでもありがたいです。
ガラスのピラミッドの下はこんなふうになっていました。
ルーブル美術館の見取り図↓で、下の建物がドゥノン翼、上の建物がリシュリュー翼、右側のロの字になっている建物がシュリー翼。
下の写真は、ドゥノン翼の真中からリシュリュー翼を見たところ。どれだけ広いか分かります。
後から考えると、私たちは、ドゥノン翼とシュリー翼しか見ていなかったようです。シュリー翼でグルグルしてリシュリュー翼に行きついておらず(気が付きもせず)でした…トホホです。
その点は猛反省しています。いくら探してもない絵があったのはそのせいです。行き当たりばったりではなく、見たい作品がどこにあるのか、きちんと把握しておくべきでした
いずれ、1回では見きれませんが。
さて、まずはルーブル美術館の3大美女から。
この人だかりの先にあるのは・・・
言わずと知れたモナ・リザ(レオナルド・ダヴィンチ)
ここにも人だかりが・・・
ミロのヴィーナス
古代ギリシャで制作され、モデルは女神アプロディーテー(ヴィーナス)と言われています。ミロス島で発見されました。
意外と男っぽい顔です。
サモトラケのニケ
ギリシャのサモトラキ島で発見された、勝利の女神ニケの彫像。目立つ踊り場にあります。像に翼はありますが、頭部と腕はありません。しかも発見時は破片だったそうです。
思うに、頭と腕がないことでその名を不朽のものにしたと思います。頭と腕がないことで翼が強調され、スッキリとした、力強くも美しい造形美を作り出し、我々の想像力をかき立てています。
高いところにあって、あまり近づけません。
こんなに細かなひだがありました(写真は美術図鑑より)
三大美女は以上。
ルーブル美術館は、建物の内部も美しいです。天井に注目してみました。
扉も重厚で装飾的です。
階段と手すりは線形と装飾が優美です。
キリスト教関係の絵画や彫刻が数多くあります。
美しき女庭師(ラファエロ) 聖母子とヨハネです。
十字架をかつぐキリスト(作者不明)
キリスト磔刑(作者不明)
ナポレオン1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠(ダヴィッド)
戴冠式が行われたのは、かのノートルダム大聖堂
Nancyは、この絵を見たかった!と、一緒に記念撮影
テルモピュライのレオニダス(ダヴィッド) 全員裸です。
太陽王ルイ14世の肖像画
アモルとプシュケ(フランソワ=エドゥアール・ピコ)(下の写真、壁面上部の絵)
美の神ヴィーナスをしのぐ程といわれる美しい人間の娘アモルと、ビーナスの息子プシュケ(恋の神キューピッド)の恋のお話の1場面です。甘ずっぱくて好きな絵です。
オダリスク(アングル)
レカミエ夫人(ダヴィッド)
1800年代のパリの文学・政治のサロンの花形だったレカミエ夫人に、皇帝ナポレオンは愛人になるように強要し、彼女への贈り物として画家ダヴィッドに彼女の肖像画を依頼しました。しかし彼女はナポレオンを袖にしたとさ。
デル・カルピオ伯爵夫人、ラ・ソラナ侯爵夫人(ゴヤ)
シャルル7世の戴冠式でのジャンヌ・ダルク(アングル)
一生懸命探したのに見つけられなかった「民衆を導く自由の女神」
「レ・ミゼラブル」を彷彿させるこの絵を見たかったのですが・・・
彫刻類も素晴らしいです。
またまたアモルとプシュケです。アモルの接吻で蘇るプシュケ(アントニオ・カノーヴァ) 造形的に素晴らしいです。
戦う戦士又はボルゲーゼの剣闘士(アガシアスとサインあり)
古代ギリシャの作品です。
アテナ像
スフィンクス
ジュエリー類 王冠などが展示されていました。
ルーブル美術館はルーヴル宮殿を利用していますが、宮殿は12世紀にフィリップ2世が要塞として建設したルーヴル城が基になっています。現在も地下に要塞の遺構がありました。
次はオルセー美術館です。