3月24日(土) 6日目

 

ユーロスターでロンドンからパリに移動する日です。国の移動なので、出国審査、セキュリティ、入国審査と、飛行機に近いものがありました。

チケットはサイトにより値段が色々でしたが、ヨーロッパの鉄道予約の日本語サイト(レイルヨーロッパジャパン・手数料1500円)がどこよりも安く、1等と2等の差が余りなかったので、迷わず1等を購入しました。

値段は1人2万円弱。ちなみに日本の新幹線では、距離的に同じ東京-新大阪間のグリーン料金は19230円とほぼ同じですが、座席の広さやサービスを考えたら、ユーロスターの方がずっと良かったです。

チケットの値段は日本のように一律ではなく、予約が早いほど安くなり、日や時間でも違いました。直前の予約だと、運賃がぐんと跳ね上がるようなのでご注意を。

下がメールで送られてきたQRチケット。

ユーロスターはユーストン駅から出ます。

予約した9:24発に乗るため、駅には1時間以上早く着きました。
30分前までにチェックインを済ませることになっていますが、早めで良かったです。案の定、荷物検査や出国審査(パスポートチェック)は長い列を作っていました。

列に並び、順番がきたらQRコードを入口の読取り機にかざしてチェックインし、続いて荷物検査や出国審査を受けます。

中待合室で待機し、掲示板に出発番線が表示されたらホームに移動します。

座席指定の3号車に乗り込みました。

車内に入ると、通路片側にトイレやスーツケース置き場が広くとってありました。

我々の席は3号車の51番と55番。予約時に席が割り当てられたので、離れた席?と心配でしたが、向かい合った2人掛けでした。

1列に3席しかなく、2人掛けと4人掛けがあり、しかもテーブル付きです。こんな豪華な車両は初めてでした。

天井にはモニターがあり、どの辺りを走っているか、時速、次の停車駅などを案内してくれます。

ユーストン駅を発車してしばらくするとドーバー海峡の海底トンネルを通るのですが、トンネルは20分程で通過、意外と短かかったです。

ユーロスターはロンドンからパリまで2時間半ほどで、私たちを快適に運んでくれました。

パリに着く少し前にランチのサービスがありました。飛行機のようにキャビンアテンダント(体格の良い男性)がお茶のサービスやパンのお代わりを提供してくれました。

これはトイレ。広々としています。

フランス時間12時47分、パリ北駅に到着しました。フランスの方が1時間進んでいます。

ホテルに立ち寄って荷物を預け、ルーブル美術館あたりを歩き、それからノートルダム大聖堂へ行きました。

ヴィクトリ・ユーゴーの「ノートルダム・ド・パリ」、ナポレオン1世の戴冠式など、パリの歴史を850年以上見守り続けています。

鐘の音も感動的でした。

アフロディージアス像を見つけました。

エジプトに逃避する聖家族(イエス、ヨハネ、マリア)をかばったため暴徒に首をはねられ、その首を持ち歩いたという奇蹟伝説のあるアフロディージアスですが、この聖人はノートルダムの鐘の原作にもアニメ版にも出てこないそうです。

大聖堂の中に入ってみました。

ミサが始まるところでした。

聖歌隊の荘厳で澄んだ歌声は感動的でした。

バラ窓のステンドグラス。

 

 

ートルダム大聖堂の塔に登りたかったのですが、閉館時間前なのに扉が閉まっていました。どうして?

仕方なくシテ島界隈を歩いて観光しました。

途中で美味しそうなケーキを買い、ホテル近くのスーパーマーケットで夕食用にサラダやチーズ、生ハム、スモークサーモンなどを買ってホテルに戻り、部屋食。このスーパーマーケットは平日朝7時から夜10時まで営業していて、何かと助かりました。

 

パリのホテルは当たりでした。地下鉄11号線のピレネー駅から歩いて1分。値段は1部屋2名で1泊10000円弱。小さなホテルですが、駅至近でこざっぱりしていて、部屋も広く、とても良かったです。