東京弓弦楽団は二胡を中心として編成された中国民族楽器のアマチュア楽団です。二胡奏者の田宇、揚琴奏者の張林を主宰とし、
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2日目 in 札幌
続きまして2日目。(興奮冷めやらぬあまり長文です🙏笑)
今日は午前中に張先生と田先生による演奏指導のセミナー、その後に札幌二胡節のメインイベント『札幌二胡節コンサート〜揚琴と二胡の調べ〜』です。
まず、午前の部演奏指導。
うーん、舐めてました(大変申し訳ありません!)
これを聴講できた方、とても勉強になったのではないでしょうか。
田先生は、目を引く演奏テクニックのレクチャーではなく地味〜な(笑)運弓の指導に時間を費やされました。疎かにしがちな基礎の基礎。参加者一人一人に時間をかけてじっくり相対される時間。安定した運弓は、この先演奏をどう展開するかの選択肢を増やすこと。つまり運弓が、安定していないと音は鳴らせても演奏はできない、ということ。聴講しているだけでも有意義でした。
続いての張先生は、曲を演奏するための演奏の解釈について。参加の方の演奏が張先生によってみるみる変化していく様子はまさに張林マジック。なにをどのように表現したいのか、全体のために部分をつくる。ベクトルは、決して逆方向ではない。
全く違った講座内容のように見えて、お二方のご指導は密接にリンクしあって相互補完しています。
楽団でも常に感じていることですが、素人の私たちにも誠実に、音楽の深さと楽しさを共有しようとしてくださることへ、尊敬と感謝の思いがします。
そして午後はそのままコンサートに突入。
楽団も前座演奏をしましたが、その様子は後のブログに譲ります。
とても響きのいいホールで、みんなと一体感を共有できました。一緒に出演した「太太楽団」「彩霞二胡アンサンブル」の皆さんの演奏も素晴らしく勉強になりました。
楽団の経験値もググン⤴︎と上がった予感👍
良い経験をさせて頂きました。
コンサートの感想は、、、ひとこと。「圧巻」でした。
田先生の何か乗り移ったような😛没頭ぶりは、ここ何年かの演奏の中でダントツ一番(注:個人調べ)。
なんでしょう。音の美しさと組み立ての精密さ、キレは田先生の二胡そのままなのですが、感情の波形がなんだか大きかった(注:個人調べ)。計画された整然とした波形から逸脱した瞬間がたまりませんでした笑。もしかしたらそれも計算されていたのかもしれませんが。
張先生の揚琴も、いつものようにあの一瞬、完全に別世界にいく感じは健在。そして自分1人ではなく聴衆とそれを共有しているという感覚がコンサートの醍醐味ですよね。
本当に堪能させて頂きました。
個性の違うお三方の、しかも素晴らしい演奏を、1日で聴けるなんてとても贅沢をいたしました。
お腹いっぱいでクラクラしそうな1日でしたが、コンサート終了後も札幌の爽やかな空気の中をブラブラお散歩。なかなかすぐに宿に戻る、とはならないのでした。
そして札幌二胡節、まだまだ続きます。
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