東京都教員採用試験を受ける皆さま、単元指導計画はもう書きましたか?
「なぬ、まだ早い」と言うなかれ
単元指導計画は二次試験で提出するので、確かにまだ早いのですが、ナンシーは一次試験の前に書いておいてよかったと思っています。
論作文、単元指導計画、個人面接に、一貫性を持たせることができたからです。
ナンシーは、教員採用試験のテーマを「内発的動機づけ」と決めていまして、論作文も単元指導計画もそのテーマに沿って書きました。
個人面接では、子供のやる気を引き出す作戦を、聞かれる前にこちらから「単元指導計画にある通り~」と繰り出しました。
内発的動機づけとはなんじゃらほい。こちらの記事が参考になります→★
つまりですね、論作文は、どんなテーマがこようとも内発的動機づけというワードを必ず繰りだします。
例として上げる具体例も、内発的動機づけと結びつけるようにします。
単元指導計画もしかり。子供の「知りたい」という気持ちを刺激するアクティビティを随処にちりばめました。
単元指導計画は、初めは高校三年を対象に、高校三年の英語コミュニケーションの授業を想定して早々に書き、五月から六月にかけて授業しました。
これは、このブログでも、コメントをいただきました。「単元指導計画をつくったら、授業するといいですよ」と。
さっそく試しまして、手直しをしたので、けっこう自信作でした。
「エコツーリズム」が単元内容だったのですが、ナンシーの当時の勤務先は環境問題に熱心でして、メディアにたびたび取り上げられていたんですね。
なので、この学校の環境問題アクションも絡めました。
対象教科書は東京書籍のパワーオン3で、簡単な教科書です。
対象生徒も英語が苦手でして、30人ちょいのクラスで、英検三級くらいのレベル。
なので扱う英語は簡単なのですが、アクティビティを絡めると高校三年の精神年齢にちょうど合い、生徒の知的好奇心をくすぐる内容にできた、と自負していたのです。
が、ご存じの通り、災害で一次試験が延期になったため、作り直しました。
やはり、延期組は不利であろう、中学も教えられるぞという点を強調した方がいいかも…と思い直したのです。
結果的に、これでよかったと思います。個人面接も答えやすかったです。ナンシーに好意的な質問をしてもらえました。
対象生徒は中1、教科書は三省堂のニュークラウンでした。
ナンシーはニュークラウンが好きで、前の勤務先でも、ナンシーが主張してニュークラウンに変えたのです。ニュークラウンは、東京都の先生が作成に加わっているので、ニュークラウン愛は好印象だったと思います
単元内容は車いすバスケ。タイトルは「皆のためのスポーツ」です。
コロナで雲いきが怪しくなってきましたが、なんといっても東京都はオリパラを押し出してますから、パラスポーツは好印象だったと思います。
ナンシーは、導入で、車いすバスケ以外のパラスポーツも取り上げたんです。生徒に「パラスポーツ、おもしろい!」と思わせてから授業に入りました。
この動画も見せました。これは生徒も大歓声
つまり「障がい者スポーツ」として扱うのではなく、純粋に「スポーツ」として面白そう、という方向に持っていったのです。
「皆のためのスポーツ」は、扱う文法は助動詞can なのですが、上記の動画のタイトルもyes I canなので、まるでこの授業のための動画でした
ちょうどこの授業をしているところを、前勤務先のオーストラリア人教員が通りかかりまして、飛び入り参加してくれたんですね。
その際、この動画を教えてもらいました。
もちろん、ネイティブに飛び入り参加してもらったことは、個人面接でもアピールしまくりました。「ネイティブとティームティーチングもできますよー」と。なんでもアピールするのです、恥ずかしげもなく。何も恥ずかしくないお年頃なので
早く準備しておくと、色々小ネタを仕込めていいですよー。
まだ書けていないなら、すぐに作りましょう