東京都教員採用試験に合格して、都内の公立学校に勤めだしてから半年たちました。
半年たっての感想を綴ります。
この学校は、都心から離れたところにあるためか、生徒が素朴で素直です。
学校全体が牧歌的です。
「教員一年目がここでなくてよかった」としみじみ思いますね。若かりし頃にここに来ていたら、生徒の素直さを自分の指導力によるものだと勘違いしていたと思います。
いろんな学校を渡り歩いてきたので、この子達がいいこだということをしみじみ思います。
毎日笑顔で登校できるようにしてあげたいと思います。
が、生徒が指導しやすいと、職員室が団結しないとは、よく言いますが、この学校はその典型で、少なくともナンシーは、職員室がやりにくいです。
三月まで勤めていた私学はその点、職員室が団結してたんですね。これは、生徒がやんちゃで指導しにくかった上、学校の経営状態もよくなかったので、みんなで知恵を出さないといけない状態だったからだと思われます…。
翻って今の学校は、男の子でさえも、口汚く罵るという場面は、まだ見たことないですね。ほんとに純朴です。
が、前の学校は、生徒でしんどい分、みんなで傷をなめ会うというか励ましあうというか…。
ナンシーが落ち込んでると、女の先生が「ケーキでも食べ行こうや!」なんて誘い出してくれたものです。関西って、美味しいケーキ屋さん多いんですよね。
今の学校、女の先生が少ないので、ナンシーを励ましてくれる人はいません。
一人親しくしている人がいるのですが、彼女は特別支援の先生なので、日中は出会えないんですよね。休みの日に、共通の趣味を楽しむ仲です。
やはり「移動」があるというのが大きいのかなぁ。全体的に先生がドライだと思います。
ドライなのは先生だけでなく、事務の人も同じ。いままでの学校だったら、ナンシーが荷物をたくさん持っていたら「せんせ!袋に入れてきや!」なんて袋を渡してきたり、ファックスを失敗したら内線くれたりしたものですが、この学校では、先日ナンシーが物をたくさん運んでいても、二人いる事務員さんはドアも開けてくれない…。
が、「移動」にいい点もあります。三年もたてば、「学校をよく知ってる先生」となるわけですから、行事のリーダーなどをまかされるわけです。なので、若い先生もほんと優秀。
私学では、最長では勤続40年なんて人もいるので、10年以内なら若造扱いです。なので、自らリーダーなどを買ってでないタイプの先生だと、40越えて中年になっても、20代の頃と変わらず成長しない人がいました。
あと、公立学校のほうが人前で話す機会が多いと思う。これは、ナンシーの勤務校が規模が小さいからだと思いますが。
小さい仕事で言えば、一ヶ月半に一度まわってくる日直は、朝の打ち合わせの司会をします。学期に二度ほど、職員会議の司会も回ってきます。保護者会の司会なんてのも、ナンシーは五月にさっそく回ってきました。
これを大学出たての若者がやらされたら、随分鍛えられるでしょうね。そりゃしっかりするわなぁと思います。
みんな一律で採用試験を受けて入ってきているというのも、大きいと思います。私学は、一定の割合で卒業生が先生の中にいるじゃないですか。学校の伝統を守るという点で卒業生は職員の中に必要なのですが、やはり馴れ合いになってしまう点は否めないと思います。
その点、公立学校はみんなアウェイなので、いやでも揉まれて成長するというか強くなるというか。
一年たって、上記の感想がどう変わっているか、自分で楽しみにしてます。