戦前の遊郭に眼鏡芸者がいた。
当時、女性がメガネをかけることに偏見があって、目が悪くてもメガネ生活を
しない近眼の女性がかなりいた。
まして、芸妓となると、絶滅危惧種に近かった。
ふみよは目が悪いことを隠さずに、メガネをかけてお座敷にでて、客の相手を
していた。