社会人になった当初、通勤途上で出会った敦子は、小学生だった。その後数年
経って、勤務していた高校に敦子が入学してきた。
彼女は、短大に進学して、図書館司書の資格を取得すると、大学図書館に就職した。
その頃から彼女の目が悪くなり、自動車運転時はもとより、日常生活でもメガネをかけるようになった。
医者と結婚して、我が家の近くに住むようになった。
町内の運動会で、彼女とペアで競技することがあると、彼女から
「よろしくお願いします」と声かけられた。
結婚後の彼女は、金縁メガネを掛けて、外車を運転する姿が医師夫人に
ピッタリである。