小学生の時、数人の女子中学生が颯爽と自転車に乗って走り去る姿を見た。
その中に、メガネ女子がいた。
当時、田舎ではメガネ女子が少なく、珍しかったので、一緒にいた女子小学生が
それを見て「メガネかけんなん(メガネをかけなければならない)」と言って、
侮蔑した。
そのメガネ女子は、銀縁のメタルフレームのメガネをかけていて、やや痩身の身体に、渦のある分厚そうなレンズのメガネだった。
知的なイメージの女子中学生に見えた。