9月30日 肥満細胞腫と診断された翌日
病理検査と血液検査の結果と前日処方された薬をもって腫瘍専門医へセカンドオピニオンへ。
結果、診断はほぼ同じでした。
だけどこちらの病院は最初から脚を残す方向で考えてくださいました!
まず手術する場合。
前脚の腫瘍の上下左右3センチほど皮膚ごと切除しないといけない。
それだけ切除したら縫合するのに皮膚が足りなくなるから
周りの皮膚をアチコチ切って隙間を作り引っ張って縫合します。
そうすることによりその後の皮膚の引き攣れもマシになるし
腫瘍の周りを大きく切除できるので完全に取り除ける可能性が高くなります。
と手術の症例写真を見せて説明してくれました。
そして投薬治療の場合
もしあえば、分子標的薬のイマチニブが肥満細胞腫にすごくいいと。
通常の抗がん剤はガンだけじゃなくて健康な細胞にもダメージを与えてしまうけど
分子標的薬はガン細胞にある特定の分子に対してのみ作用するので
副作用がほとんどないそうです。
ただイマチニブはc-kit遺伝子に変異のある肥満細胞腫に対して
高い効果があることが実証されてるんですが、
これが合うのが肥満細胞腫にかかった犬の全体の約3割。
しかも薬価が非常に高くて1錠が約3000円弱。
だけどこの薬に関しては私も調べててすごく気になってたので
どの治療になるかわからないけどc-kit変異の検査もしてもらうことにしました。
背中と股の出来物はその場で細胞を取り顕微鏡で見てくれたら
肥満細胞腫ではないとのこと!
え? どういうこと?
前の病院では肥満細胞腫かどうか自分とこではわからなくて
外部に検査してもらってた!
普通その場で調べれるもんなん?!
背中と股のとこは自分で調べれないから転移やー!って言って
手術しようとしてたんや!!!どんな病院じゃー!
怒りでワナワナ震えましたわヽ(`Д´)ノ
そして前日処方された薬のうち肝臓の薬は何の役にも立たない薬やから
飲ませる必要ないですよ。とのこと・・・(怒)
だけど出来るだけ腫瘍を小さくしたいのでステロイドはそのまま一週間飲ませ
腫瘍が少しでも小さくなるのを待つことになりました。
病院を出る前、先生に聞いてみました。
『もしカリーが先生の犬やったらどうしますか?』
先生 『手術します!』
迷うことなく答えられました。
キャンセルになってもいいから手術日を決めておこうっていわれたけど
どうしてもその時は決断できず 来週来ます・・・と言って病院を後にしました。
その後の一週間で気持ちは手術の方向で固まってきました。
今ピンピンしててものすごく元気だから 痛い思いをさせることが
私の決断を鈍らせたけど、でも確実にカリーの体には肥満細胞腫が存在してて
カリーの命を脅かしてるという現実をようやく理解しました。
週明け病院に行ったら手術の手続きをしてもらおう!
そう決めた私の心は晴れ晴れとしていました。
手術前の最後の休日はナンとカリーを連れてドックランへ行って思い切り遊びました♪
カリー、まだまだずっと一緒にいて。