よみがえれ偏差値の内容を踏まえつつ、学校格付けと合格者分布についてみてきたが、偏差値という指標が非常にわかりやすい指標だということが分かる。
一時期、文科省が音頭取りをして偏差値を受験指導から排除しようという動きがあった。ゆとり教育の時代だ。
結果、中学校から業者テストが排除されてしまっているが、見かけ上偏差値は使われなくなったものの、高校受験の実務では非常に重要な指標であることは変わりない。
今回の記事の中で、偏差値帯毎の合格者分布を引用してコメントを付けた。
あらためてまとめると、Sランク最上位をのぞく一般的な私立高校の入試では
①名目倍率は全く無意味であって実質倍率が重要である。
②上位合格者が大量に公立へ離脱するので、実際の入学者の平均レベルは見かけより低い。
③推薦狙いで私立を受験する場合、必要以上に学校のレベルを下げる必要はない。
こういうことになる。
これから志望校をきめられると思うが、参考にしていただければ幸いだ。