一部で波紋を読んでいるこの記事。

 

 

 

多分、産経新聞が独自に府の担当者(といっても、窓際に座っている人と想像。)に取材をかけたのかと思う。

 

たぶん、こんな感じ。※無責任な作り話なので、一切責任終えません。

 

記者「あ、○○さん、ちょっと茶ぁでもしばきに行きません?御馳走しますよ。」

○○「おごりはあかんでぇ。突っ込まれたらいややからね。割り勘にしよか。」

~しばし雑談~

記者「ところで、府立の志願者、えらい減ってますやん。どうしはるの?」

○○「やなこと聞くねぇ。うちとこの事情、あんさんなら先生方のところもいかれるやろから、わかってまっしゃろ?」

記者「で、中間報告ですか。あんなふうなことで普通科の人気戻るんですか?」

○○「あれ、中間報告やで。まだ半分しかないねんで。」

記者「でも、今回のには文理学科の「ぶ」もないし、入試制度の検討ってなにさわるんですか?」

○○「触れることっていろいろあるやんか。想像してみ?」

記者「最近府民の意見で見かけるのは、英検のクレーム、高校統合のクレーム、あと個人的には大阪の日程は遅いと思ってますぅ。そんなところでも考えてるんですか?」

○○「何いわせよーとしてるんや( ´艸`) いったら馘飛ぶやん。引っかからんでぇ。」

 

試験の制度や日程については、表向き、いままで全く議論されていない。

 

 

令和6年2月16日付の中間報告を見る限り、あくまでこれから審議するということでしかない。

 

https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/5185/00466242/siryo.pdf

 

こちらのほうが、一枚目に要約がついていてわかりやすいので直リンクさせるけど、大多数のネット民が気にしている文理学科については一言も言及がない。つまり、府として文理学科は現状でよいということ。

 

取り上げられているのは、旧4番手以下の、中~低学力層が進学する高校固有の問題。

 

だから、淀川北岸で言うなら、大学進学を前提としており現在でも志望倍率を維持できている茨木、春日丘、三島の各校志望者には全く無関係の話となる。

 

 

低学力層については、不登校と非日本語ネイティブ生、知的障害生※対策として、通信制・定時制の充実と、不登校特例校の設置という話がメイン。

 

※特別支援学級や学校在籍でも学力に問題なければ、ハードはバリアフリーとなっているので、現状制度で全く問題ない。故に、実際には知的グレー児と知的障害児の話をしていることになる。読んでみても、知的障害にかかわる部分がほとんど。

 

中学力層をターゲットとする普通科については、社会と生徒双方のニーズにこたえられていないとして、

(1)「普通科(地域社会に関する学科)」の設置
(2)「普通科(学際領域に関する学科)」の設置

となっている。

 

しかし、個人的には、倍率が定員割れから1倍あたりをうろうろしている普通科の中堅高校群を目指していた生徒層が、府政与党の政策により私立高校へ誘導されていくために、この層の府立高校は定員割れが続いて統合対象になると読む。

少子化もあり、10年後にはこのレベルの学校は数が半減していると思っている。

※淀川北岸だと、上新庄から正雀に散在する私立校に生徒が集まり、競合する府立が閉校になるイメージ。

 

結局のところ、府立高校の将来像は、文理学科に象徴される普通科系進学校と、就職できず専門学校にしか行けない普通科系底辺校、そして専門高校ということになるのだろう。

 

中間層の高校は絶滅する。

 

 

 

入試制度はこれから議論するようだが、資料を読む限り高学力層は今回の諮問の関心外なので、日程変更はあるとしてもあまり影響ないのではないかと思っている。

 

ただし、英検については議論をモニターしたほうがいいかもしれない。クレームとして多いので、何か変わる可能性がある。

議事録は、下のリンクに載っている。