
現中1生以降の新制度ですが、10月以降具体的な姿が見え始めました。
成績上位者に関係あるのは、以下の2点になります。
- 問題構成の変更
- 学校特色枠の設定と二段階選抜の実施
1.問題構成の変更
これまでABC問題として完全に別作成されていましたが、共通問題+レベル別問題の組み合わせとなることが確定しました。
ただし、実態としては小問集合と大問1が共通問題になる程度ではないかと推察します。
文理学科志望者には全く影響ないと考えてよさそうです。
2.学校特色枠の設定と二段階選抜の実施
こちらが大きく関係してきます。
最初に特色枠の選抜を行うため、文理学科受験生には、特色枠を選択し無いということはありえなくなるでしょう。
(1)北野・天王寺高校の特色枠
- 採用資料:学力検査の成績、エントリーシート
- 選抜方法:志願者全員を学力検査の国語、数学、英語の成績(270点満点、英語資格を活用しない点数とする)の高い者から順に並べ、募集人員の上位10%に到達した者のうち、エントリーシートの評価が特に求める具体的な生徒像に合致する者を合格とする。
(2)上記以外の文理学科全校の特色枠
- 採用資料:学力検査の成績
- 志願者全員を学力検査の国語、数学、英語の成績(270点満点、英語資格を活用しない点数とする)の高い者から順に並べ、募集人員の上位10%に到達した者を合格とする。
北野・天王寺両校は、エントリーシートでの不一致を理由とした裁量権を残しましたが、実質的には全校同じことになるでしょう。
つまり、320名校なら上位32名、360名校なら上位36名については、
当日点だけの英検&内申無視選抜
となります。これまで一部で有名だった、札幌南高校の10ゼロ枠と同じものが設定されます。
図らずとも、
- 超進学校からの公立流出組救済
- 稀に存在する高偏差値不登校生の救済
- 内申制度の役立たず(とりわけ大阪の事情)
までおまけについてきてしまいました。