わたくし、本日、
病み上がりの体にムチ打って
やっとの思いで雛人形を出す
ことが出来ました。
やっている皆さんは、すでに
おわかりかと思いますが、
雛人形って、出すだけで
けっこうな重労働・・・（笑）
娘と息子がいるから、
雛人形と兜のお飾り一式で
２回の押し入れ半分のスペース
完璧に埋まってますからね。（笑）
これが
「日本文化だ
素晴らしい」
と言われればそれまでですが、
女の子と男の子と育てて苦労して
その上なおかつ、
桃の節句、端午の節句と
毎年苦労するのですから、
日本の子育てって諸外国と比べて
何か変ではないかしら
と思って
いるのは私だけではないと思います。
まあ、それでも、出せば出したで
ホッとする気持ちもあるんですけどね。
私、毎年、同じ愚痴をこぼしている
ような気がしますが（笑）、
少なくても、子や孫に７段飾りを
送るようなマネはしないだろうと
思っています。
「私は絶対に由緒あるお宅の嫁
にはなれないわ・・・」
と改めて考えることになるのが、
決まって、このお雛祭りの時期。
そして、
「私は全然いい嫁じゃないし、
いい母親になれていない・・・」
と自己嫌悪に陥るのも
毎年決まって
このお雛祭りの時期・・・
雛人形を飾って
本当に心から晴れ晴れしい
気持ちになれる時って、
この先、来るのかな
いつもちょっと重苦しい気持ち
になる雛飾りの時期。
それだけ自分の親に何もやって
もらってないし、自分が背負って
いる負担が大きいと感じているのかな
娘には同じ思いをさせたくない・・・
雛人形だって、
娘は自分の子供を連れてこのうち
に見に来るだけの方がずっと楽な
はずなんだもの。
きっとそうさせてあげる。
願わくば、
娘には２５歳くらいで結婚して
もらって、なるべく早くに子育て
を済ませるように勧めている。
子供が大きくなるまでは私のそばに
いなさいね、と言ってあるの。
親元から離れた結婚は苦労しかない。
一人で全部を背負っていたら
笑えないでしょうが・・・
娘も息子も
私の実母からの愛情は一切
受けてないけど、それが時々
すごく申し訳なくて涙が出る・・・
孫に対する愛情のない人でね・・・
愛情が無いわけではないと思うん
だけど、愛情を表現しない人なの。
もう、とっくに諦めている・・・
私にだって愛情を注いだことがない人。
夫に先立たれ、息子に先立たれ、
身の回りに孤独しか残らない人・・・
そんな母親の血を引いている私は
時々、自分が大嫌いになる・・・
雛祭りはいつも
全く親に愛されなかった自分を
憐れむ時間になってしまう・・・
自分を呪う時間になってしまう・・・
だから、
毎年、私は雛祭りが嫌い・・・
娘にはこんな悲しい思いをさせたくない。
アハハ～、へぎ盆がカラ
お供えものを買ってこなくちゃね～
