病人放置で縁談話② | なんばるわん☆パキスタン生活

なんばるわん☆パキスタン生活

今日も闘う日本人のブログ。

続き

人々からの視線にじっと耐えていたら、ベンチが空きました。
奥さんと共に10歩ほど移動。

ご婦人の隣に、ひと言断ってから座りました。
お連れの方いますか?と。

どうぞと言ってくれて、すぐにあなたは何処から来ましたか?と聞かれました。

私 日本人です

奥さんもすぐに話し始め、世間話スタート。

ご婦人の具合を聞き
私の具合を話し
ああだった
こうだった
ここの病院、医師はいいか?

ノンストップ…

私はほとんど黙って聞いてるだけ。

ご婦人がこの人はウルドゥーわかるの?と、奥さんに聞いた。

そうですよ、会話も出来るんですよ。
パンジャービも口からは出ませんが、ほぼ完璧に理解してますよ、ねえ!(笑)…

3人で笑った。

世間話をしてるうちに時間が経ち、12時半に。

11時半に医師が診察室に座るって言ってたのに、もう12時半よ〜えー

すると医師が診察室に入ったようで、診察がスタート。

私は3番目に呼ばれ、楽しい会話をしてくれたご婦人に挨拶をし、診察室へ。

男性医師に、どうしました?と聞かれ、尿が止まりました。6時間以上尿が出せなくて、今朝救急でこちらに来てカテーテルで出してもらいました。
今もカテーテルで出し続けています。

私の子宮には筋腫があります…

一旦そこで話しをやめようかと思いました。

先に子宮が大きくなって膀胱を圧迫しているようですと、言ってしまったら医師の正しい診断が聴けないかも⁈と考えました。

この医師にも考えさせたかったのです。

そしたら、奥さんがぜーんぶペラペラと喋ってしまいました。

それを聞いた医師は、脈を取ったり触診など全くせず、じゃあ超音波検査受けてきて下さい、と言いました。

元々、そんなもんかもしれませんが、軽く触診くらいはしてくれてもいいんじゃないの?と、思ってしまいましたショボーン


2分程で診察室を出て、超音波検査を受ける為に、そこから遠い場所にある検査室へ。

検査室前には30人位の患者さんが座っていました。

ここでは特に女性は、ひとりきりで病院を訪れることはほとんどないようで、必ずひとりやふたり付き添いがいます。

だからたとえ患者が10人しかいなくても、付き添い人合わせると待合室はすごく混雑してしまう…

この日の病院もそんな感じでした。

ご主人と奥さんがボソボソっと言葉を交わし、ご主人が待合室前の受付の人に声をかけました。

間も無く、中に案内されました。

ご主人が「今朝救急で運ばれた、それほど重症だ」と言い、掛け合ってくれたそうです。

真顔滝汗真顔滝汗真顔

なんとも…

とにかく感謝感謝


中に入りベッドに横になり、お腹を見せひんやりジェルがお腹に乗りました。

おばさま医師が超音波を当てながら、どうしたの?と聞いてきました。


また奥さんが全て
すべて話してくれました真顔


子宮は確かに大きい
膀胱を押している
筋腫もひとつ大きいのがあって
残り小さいのがたくさんある


検査が終わり、ひんやりジェルを拭き取る為に医師がティッシュ(私がこれまでに検査を受けた全ての病院でトイレットペーパー使用)を渡され、ササっと拭き取り服を直しました。

医師がもっと何か言ってくれるのだろうと、アシスタント?がデータを入力をしている様子を見ながら、その場で診断結果が印刷されるのを待っていました。


私、数秒間放心状態⁈ボーッとしていましたキョロキョロ

ふと気がつくと、奥さんと医師が何か話していました。

当然、私のこれまでの症状などをぜーんぶ説明してくれてるのだろう、子宮全摘を勧める内容の話とか⁈そんな感じだろうと思っていましたが、違いました…


奥さんが、自分の携帯の中にある写真を医師に見せていました。

話しをよーく聞いてみると、私の夫の姪の縁談話をしていましたびっくり


この医師に

この日本人の旦那の姪の為に
結婚相手を探している
誰か良い人ご存じないですか〜?

と話していたようでえー

何もこんな時に
こんな話ししなくても
いいんじゃないの…
 

…この姪はつい先日まで、この友達夫婦の家に居候していました。

とても複雑な事情で…
姪の母親(夫の姉)、兄貴、妹、みーんな変わっていて、まともな性格とは言えない人達…


先月、友達夫婦がもういい加減、苦になったのか…

夫の姪が自宅に帰るよう誘導、命令して欲しいと、私に言ってきたんです。

日本に居た夫に連絡すると、自分達に出来ることは何もない、追い出すのも居候させるのも、あなた達の自由だからと伝えてと、いいました。

夫が言ったそのままを、友達夫婦話しました。
すぐあとに夫が日本から、友達夫婦に電話をし直接言いました。

少し冷たい感じになってしまいましたが、それでも私達と親しくしてくれてます…ショボーン

この友達夫婦はとても、とてもとてーもいい人達。

だからこその葛藤の日々で、この出来事は私もすごく負担に感じてました。


姪はもう年頃で、結婚してもおかしくない年齢。
父親代わり(父親とは死別)に姉達家族を面倒を見てきたうちの夫も、もちろん姪の結婚を考えてはいましたが、性格も環境も人とは変わってる状況でなかなか縁談話が来ていませんでした。

(去年一度、お見合い相手と家族に会いましたが、婚約には至らず)


真顔真顔真顔真顔真顔
私の存在を忘れてませんかー?

奥さんと医師の目の前に立ちました。

子宮は…

と、医師に尋ねると

もうすぐ検査結果が
印刷されますから

それだけ…?

奥さんは私の顔を見たものの無視。

なんで今 その話ゲロー

私は尿が溜まったバックを片手に
立ち尽くしてしまいましたゲッソリゲッソリゲッソリ


奥さんは

自分は遠い親戚(⇦コレ嘘)

この人達(私達の事)の家に通って
家事手伝いをしている(⇦コレ嘘)

彼女は学校で教師をしている(⇦コレ本当)

性格はとてもいい(⇦神様が知っている)


ガンガンアピールしていました。


私は無言でいるしかありませんでしたショボーン


おばさま医師は、あとで自分に電話してくるよう、奥さんに言いました。
電話番号は、検査結果の紙に書いてあるからと…


間もなく、検査結果が印刷されて来ました。

英文だったので、その場ではすぐには読めず、部屋を後にしました。


奥さんは興奮気味ニヤニヤ
とても嬉しそうに

あの子の縁談話したわよ!
医者の息子よ!
いい事したでしょ?アタシ…ウフッ


ウフッて。
そこまで話してたんだ…

もうなんだか、脱力というか何というか滝汗


社交辞令かもしれないって、考えてみてよ〜

とりあえず、状況を考慮して欲しかったショボーン


続く