
神社や神棚の参拝
◆◆『二礼二拍手一礼』
★二礼
神様への敬意と感謝を表します。
★二拍手
◇右手(俗世の自分)と、左手(神聖な神様)を合わせることで、『神人一体』を表し、神様と一体になることを願います。
◇パンッという音で、邪気を祓い、神様をお呼びします。
★一礼
敬意と感謝を表します。
◆◆『三礼三拍手一礼』
より深い意味と意図
これは、奈良県の大神神社などで見られる、より古い形式の作法とも言われています。
ここには、『3』という数字が持つ、宇宙的な意味が込められています。『物事の始まり』や『完全な調和』を象徴する、非常に神聖な数字です。
◇1.造化三神(ぞうかさんしん)への敬意
☆天地開闢の際に、最初に現れた三柱の神様…天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神。
☆この『宇宙の根源』である三柱の神々に対して、一礼ずつ、一拍手ずつ、敬意と感謝を捧げる、という意味が込められています。
◇2.天・地・人(てん・ち・じん)の調和
☆天(宇宙、神々)と、地(地球、自然)、そして、その間に立つ人。この三つの世界の調和を祈り、一体となるための儀式、という意味合いです。
◇3.霊(ひ)・魂(たましい)・身(からだ)の統合:
☆人間を構成する三つの要素、霊・魂・身を、神前で一つに統合し、自分自身の内なる宇宙を『調律』する、という意味も持ちます。
★三拍手『神様をお迎えし、お送りする』
◇一拍目
パンッという音で、神様に気づいていただく、『お呼びする』拍手。
◇二拍目
神様と自分の波動を合わせ、願い事を伝える、『一体となる』拍手。
◇三拍目
願いを聞き届けていただいた神様を、感謝してお送りする、『お見送りする』拍手。
◆◆『四礼八拍手一礼』
魂を調律する、神聖な儀式
★ まず、四度、深く頭を垂れる(四礼)
◇ これは、ただの挨拶ではありません。東西南北、四方の神々、そして、あなたを構成する、地・水・火・風の四つの元素に、敬意を表す行為です。
◇ あなたという『小宇宙』を、その場の『大宇宙』と、まず、完全に調和させるための、神聖な『調律』の始まりです。
★ 次に、八度、手を打つ(八拍手)
◇ なぜ、八度なのか。
◇ 『八』は『八百万』。無限に広がる宇宙そのものです。この八度の拍手は、あなたの存在を、この世界の全ての神々、全ての生命へと、開いていく合図です。
◇ あなたの祈りを、個人的な『点』から、宇宙全体の『面』へと、一氣に拡大させる、力強い波動の宣言なのです。
★ 心の中で、静かに唱える(祝詞)
◇ そして、その響きの中で、古来より伝わる、感謝の言霊を唱えます。
◇ 『とほかみえみため』と。
◇ これは、宇宙の根源神への、究極の感謝と祝福の言葉です。
★ 最後に、一度、深く頭を垂れる(一礼)
◇ 繋がったご神氣を、自分の魂に、静かに収める、感謝の締めくくりです。
◆まとめ
宇宙的な『調律』の儀式
『二礼二拍手一礼』が、神様へのストレートな敬意と感謝の作法だとすれば、
『三礼三拍手一礼』は、それに加えて、宇宙の創造神や、天地人といった、より大きな概念と繋がり、自分自身をもその調和の中に位置づける、非常にスケールの大きな『宇宙的な調律の儀式』と言えるでしょう。
参拝者自身が、自らの『魂・心・体』、そして『天・地・人』の繋がりを、その場で見事に『調律復元』する、神聖な作法なのです。
『四礼八拍手一礼』は、自身が、すでに神々と、そして宇宙と『繋がっている』ことを思い出し、その奇跡に、ただ『感謝』を捧げるための、究極の『調律』なのです。
次に神社を訪れる時は、ぜひ、この神聖な儀式を、試してみてください。
きっと、あなたの祈りの『質』が、全く違うものになるはずです。
私は神社では通常は三礼三拍手一礼。神社で特別な波動を感じた時や、神棚参拝は四礼八拍手一礼です。
神社中で個別にお祓いしてもらった時は、素直に二礼二拍手一礼ですね(笑)
神社一般的には 「二礼二拍手一礼」。
出雲大社では 「二礼四拍手一礼」 が正式とされています。
もし「三礼三拍手一礼」や「四礼八拍手一礼」をしてしまったら…?
実は、神主さんは怒ったりしません。なぜなら参拝の本質は「形」ではなく「心」だからです。
目立たず速やかにサクッと丁寧に心を込めて行えば問題ありません!
作法は、神様と人がつながるための“道しるべ”。
けれど一番大切なのは、
あなたの真心、祈り、感謝の気持ち。神主さんは、そんな“心の響き”を見ています。
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三礼三拍手
はらへたまひ~
きよめたまへ~
かむながら~
まもりたまい~
さきわえたまえ~
と~まをすことを~
きこしめせと~
かしこみ~かしこみ~
まを~す~
一礼
四礼八拍手
と~ほ~か~み~
え~み~た~め~
はらへたまひ~
きよめたまへ~
かむながら~
まもりたまい~
さきわえたまえ~
と~まをすことを~
きこしめせと~
かしこみ~かしこみ~
まを~す~
一礼