
【実は別物!】歯磨き粉の『フッ素』とフライパンの『フッ素加工』、何が違うの?安全なの?
「フッ素って、体に悪いの?」
「歯磨き粉にもフライパンにも入ってるけど、大丈夫?」
私たちの身近に存在する『フッ素』。
名前は同じでも、その正体と役割は全くの別物です。
今日は、それぞれの『フッ素』との、賢い付き合い方をご紹介します。
◆1.歯磨き粉の『フッ素』(フッ化物)について
こちらは、虫歯予防のために、フッ化ナトリウムなどの『フッ化物』として配合されています。
★主な役割(メリット)
◇歯の再石灰化の促進
☆食事で溶け出した歯の表面を、唾液中のカルシウムなどが再び取り込まれるのを助け、初期の虫歯を修復します。
◇歯質強化
☆歯のエナメル質と結びつき、虫歯菌が出す『酸』に対して、非常に溶けにくい、強い構造に変化させます。
◇虫歯菌の活動抑制
☆虫歯菌の働きを直接的に弱め、酸を作らせにくくします。
★危険性・懸念点(デメリット)
◇急性中毒のリスク
☆フッ素は、一度に大量に飲み込むと、吐き気や腹痛といった中毒症状を起こす可能性があります。特に、子供が歯磨き粉を誤って大量に飲み込んでしまうケースには、注意が必要です。
◇歯のフッ素症
☆歯が作られる幼少期(6歳頃まで)に、継続的に過剰な量のフッ素を摂取し続けると、歯の表面に白い斑点やシミができることがあります。
◇全身への影響の議論
☆水道水にフッ素を添加するフロリデーションの是非など、長期的な全身への影響(骨や甲状腺など)については、様々な議論がありますが、歯磨き粉のように『塗って、吐き出す』という局所的な使い方においては、そのリスクは非常に低いというのが、現在の歯科医学界での一般的な見解です。
★結論
◇歯磨き粉のフッ素は、『用法・用量を守り、飲み込まない』という大原則を守れば、虫歯予防におけるメリットが、デメリットをはるかに上回る、非常に有効な成分です。
◆2.フライパンの『フッ素』(フッ素樹脂コーティング)について
こちらは、『ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)』というフッ素化合物で、テフロン™️という商標が有名です。
★主な役割(メリット)
◇物がくっつかない、滑りが良い、という性質を利用した、便利なノンスティック(非粘着)加工です。調理の手間や、使う油の量を減らすことができます。
★危険性・懸念点(デメリット)
◇過熱による有毒ガスの発生
☆フッ素樹脂は、通常の使用温度(〜260℃)では非常に安定しています。しかし、『空焚き』などで350℃以上の異常な高温になると、分解が始まり、人体に有害なガスが発生する可能性があります。
◇PFOA(ピーフォア)の問題【最重要】
☆かつて、フッ素樹脂の製造過程で『PFOA』という、発がん性や環境残留性が指摘される化学物質が、助剤として使われていました。これが『フッ素加工=危険』というイメージの大きな原因です。
☆しかし、この問題が世界的に認知され、現在、主要なメーカーのフッ素加工フライパンは、このPFOAを使用しない製法で作られています(『PFOAフリー』と表示されています)。
◇コーティングの剥がれ
☆調理中に剥がれたフッ素樹脂の小さなカケラを、誤って食べてしまっても、体内で吸収されずにそのまま排出されるため、毒性はないとされています。ただし、剥がれたフライパンは、焦げ付きやすくなるなど、本来の性能が失われている状態です。
★結論
◇『空焚きをしない』『PFOAフリーの製品を選ぶ』という2点を守れば、フッ素加工のフライパンも、安全に使える便利な道具です。傷がひどくなったら、買い替えるのが良いでしょう。
◆総まとめ
★歯磨き粉のフッ素は、歯にとっては『薬』。用法・用量を守り、飲み込まないことが大切。
★フライパンのフッ素は、調理を便利にする『道具』。空焚きせず、PFOAフリーの製品を正しく使うことが大切。
『フッ素』という言葉だけで一括りにせず、それぞれの正体と、付き合い方を知ることが、賢い選択に繋がりますね。
近藤誠
波氣動慈響祓術宗家喬友
なんば古流慈手技堂院長
◇長年続いた、疼痛/歩行困難/麻痺/苦しみ/不安/恐怖/血流/呼吸/睡眠等々、心!身!メンタル!の辛い不調にピリオドを打ち、輝かしい未来を覚醒する唯一の調律復元院です。
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◆波氣動慈響道場師範
◇公認慈響調律復元師は、
身心/魂/美/氣の響きを調律復元出来る本物の技術師です。ご家族の辛いため息を笑顔!と希望の光を灯す!大役を、あなたが担いませんか?
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