太陽光☀️夕方の光
脳を睡眠モードへ導く鎮静ランプ
太陽光は常に同じではありません。日の出から日没にかけて、光の「波長（色）」と「強度」が劇的に変化します。私たちの体は、何十万年もの時間をかけて、この変化を情報として捉え、体内のあらゆるシステムを同調（チューニング）させる精巧なメカニズムを築き上げてきました。
★夕方の光の目的
脳に「もうすぐ夜だ」と伝え、メラトニンの分泌準備をさせる。
★夕方の光のメカニズム
ブルーライトが減り、赤い光が増えることで、覚醒モードが解除される。この時間にスマホ等の強い光を浴びると、脳が混乱し睡眠の質が低下します。
★夕方の光の処方箋
夕日を眺めるのは最高の睡眠導入剤。夜は照明を暖色系に。太陽は、無料かつ最強のサプリメントであり、トレーナーです。その力を正しく理解し、味方につけましょう！
◆◆夕方の光の詳細
鎮静と修復への誘い
活動から休息へと移行するための、心身を鎮めるシグナルです。
① 解剖学的根拠
★網膜と松果体
夕方の光（赤色成分が多く、青色光が少ない）を網膜が感知すると、その情報が視交叉上核を経て松果体に伝達され、メラトニンの分泌準備が始まります。
② 生理学的根拠
★メラトニン分泌の開始
日が沈み、暗くなることで、体内時計からの指令により松果体からメラトニンの分泌が本格化します。これにより、体温や血圧が徐々に低下し、体は睡眠と修復のモードに入ります。
★コルチゾールの低下
覚醒ホルモンであるコルチゾールのレベルが自然に低下し、心身がリラックス状態になります。
③ 世界医学論文根拠
★夜間照明と健康リスク
夕方から夜間にかけて、PCやスマホから発せられる強いブルーライトを浴び続けると、メラトニンの分泌が抑制され、睡眠障害や代謝性疾患、特定のがんのリスクが上昇することが多くの研究で示唆されています。（例: Haim & Zubidat, Chronobiol Int, 2015）
④ 東洋医学的根拠
★陰陽の転換
「申の刻」から「酉の刻」にかけて、「陽」が衰え、「陰」が盛んになる時間帯。自然界の活動が静まるのに合わせて、人も「気」を体内に収め、精神（神）を安らかにすることが養生の基本とされます。
⑤ 量子力学的根拠
★長波長光の優位性
夕方の光は、朝と同様に赤色光などの長波長の光が主となります。これらの光子はエネルギーが低く、細胞にダメージを与える作用はほとんどありません。むしろ、ミトコンドリアの機能をサポートし、一日の活動で生じた細胞の酸化ストレスを修復するプロセスを助ける可能性が示唆されています。
⑥ スピリチュアル的根拠
★感謝と解放
夕日は、一日の終わりを告げ、今日一日に感謝し、不要になった感情や思考を手放す時間とされます。内省を促し、内なる静けさと繋がるための神聖な時間です。
◆◆夕方の光のまとめ
このように、太陽光は時間帯によって全く異なる「処方箋」を私たちに与えてくれます。朝は覚醒と活力、昼は栄養とエネルギー、夕は鎮静と修復。この自然のリズムに自らの生活を「調律」することこそ、薬に頼らない究極の健康法と言えるでしょう。
近藤 誠
波氣動慈響祓術宗家 喬友
慈響調律復元師
なんば古流慈手技堂 院長
波氣動慈響道場 師範
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