南部鉄器
鉄瓶500ml 16000円

 熱伝導が良いのですぐ沸きます。沸騰した湯氣が鉄瓶に戻らない様にふたは取ります。沸騰したら弱火で1分グツグツします。悪い成分を湯氣と一緒に飛ばします。まろやかな味のお湯に仕上がります。
朝1巡目、コップに入れてレモン果汁を少々。残りはそのまま白湯まで温度を下げて、玉露茶を楽しみます。
2順目で、熱いまま純ココアを楽しみます。日中は珈琲や紅茶。夜はノンカフェイン珈琲やルイボスティーやハーブティーですかね。

 南部鉄器でお湯を沸かすと鉄分が少しずつ溶け出し、水分に鉄分が移り、それを飲むことによって鉄分補給が可能です。溶出する鉄分が人間の身体に吸収されやすい「二価鉄」と呼ばれるもので、継続的に鉄瓶を使うことで貧血予防や改善に効果あることが明らかになっています。

 鉄瓶を使い続けると、内部が茶色くなってきます、これは錆ではなく、湯あかといい、お湯をまろやかにしてくれます。この湯あかがついた状態を「鉄瓶がなれる」と言い、水の味が柔らかく美味しくなるのです。鉄瓶は使い込む程、より良い品に成長し、長く使える工芸品なのです。
素晴らしい!もう手放せません。

 岩手県盛岡市と水沢市の地域で生産された鋳物のみが南部鉄器と呼ばれています。繊細な肌質と重厚感のある味わいが特徴で、約400年前より保護育成されており、昭和50年には国の伝統工芸品に指定されました。

 鉄瓶をつくるには、まずデザインを考えることから始まります。デザインが決まると鋳型の中に溶かした鉄を注ぎ込み、冷えるのを待って取りだし、着色、つるをつけます。完成までに実にたくさんの行程があり、そのほとんどが熟練を要求されます。
あなたも南部鉄器鉄瓶如何ですか?