うざすぎるのだ。
何故、深夜2時を過ぎてから、あんたの自己満足のために
ぼくの無能ぶりをさらしてあげなくてはいけないのだ。

君が仕事に燃えるのはけっこうなことだ。
しかし、それを他人に、しかも夜中におしつけるとは何事だ。

ぼくにとって、君のように毎日あつく燃える日々というのは
とうの昔に終わっている。
大きなお世話ではないか。ぼくがどう生きようと、どう仕事しようと。
結局、自分の評価につながることへの懸念しかくちにしていないのに気づいていないのか?

馬鹿者め。

このページをすっかり放置しているうちに、仕事を始めた。
一見、くすぶっていた種火にようやくおがくずをまき散らせる状況になったようにも
みえるのだが、実のところそうでもない。

確かに、仕事があるのはうれしい。

けど、その中で、自分の役立たずぶりをみるのはいつも哀しい。

社会の違い、人間関係の違い、言葉の違い、仕事の仕方の違い。

そんなものに右往左往しつつ、時に憤り、時に凹み、時に希望に燃え、
そんな6週間を過ごした。

で、実質のところ、点火完了でこれがきっちり燃え続けられる炎になれるか?
といったら、ちょっと自信が無い。
海の向こうで働いていた時、仕事でどんなに憤ったり、凹んだりしても、
日本に帰りたいとは思わなかった。
この職場を去りたいとは思っても、日本に帰りたいとは思わなかった。

だけど、今、ちょっと何かあると、仕事場を変えたいというより、
ああ、向こうに帰りたいと思うのだ。

多分それは、日本で仕事場を変えたところで、結局同じ苦痛は味わうのを知っているから。
意味の無い序列だったり、満員電車だったり、きっちりしてるんだかしてないんだかわからないルールだとか、そういったものはどこに勤めても変わらないのを知っているから。

ただ、歳を考えると、もうこのまま勤め上げるしかないのだな、と思ってしまうところさえも、
日本の社会に縛られているようで非常に嫌だ。

いくつになってもキャリアチェンジできたり、
いい歳こいた大人が定職をもっていなかったり
時間の使い方が非常に上手だったり、
そういった生活がやはりうらやましくもあるのが事実だ。

人間は2種類。
黙ってても誰かが救いの手を差し伸べてもらえる人間と、
救いを渇望しているのに、どの手ももらえない人間。

たいていの場合、前者はその幸福に気づいていないし、
下手すりゃそれが当然の成り行きぐらいに思っている。
後者の人間からみたら、それははらわたが煮えくり返るくらい
うらやましいけれど、それが自分も欲しいんだとは公言ができない。

だから、後者であるぼくは、
前者である親友を、ぼくの知る誰かに紹介するたびにちょっとひねた気持ちにもなる。
気づいた時に、ぼくの手駒は彼女の手駒にすりかわっている。




ここんとこ、またしても鎮火中。
やる気ゼロ。
意力ゼロ。

誰とも会話をしない日々が続く。
あれ?これってひきこもりってゆーのか?
家の中が静かだ。
自分の発する音しか存在しない。

仏壇にある母の写真をみると
どうしても泣けてきてしまう。

親離れしてないのは、ぼくの方で
いつでも心の中にいるんだよと他人は言うけれど、
ぼくは、会いたい、声が聞きたい、実体が欲しい。

彼女の突然の死からもうすぐ9ヶ月。
こんな状態のぼくを見て、彼女は困っているのだろうか。
呆れているのだろうか。
だったら、帰ってきてくれないだろうか。
いてくれるだけでいいんだ。

生きているというのは、奇跡に近いことなのだろうか。
その時間を無意味に過ごしている事に罪悪感はあるのだが、
それをどうしていいのかが、わからなくもなる。
久しぶりの声は、奴の声からは想像もつかない程元気がなかった。
信じられないくらい会話が続かない。

奴が白血病と診断されて、かれこれ1ヶ月とちょっと。
色々な副作用で、痛みもあるらしい。

何もしてあげられないし、気の利いた言葉もかけられない。
なんだかうわっつらの言葉ばかりが空回る。

早期発見だったから、大丈夫って思いたい。
元気になるって思いたい。
そして、また奴の満面の笑みを見に遊びにいきたい。

最近、神様はぼくのまわりの人に大変意地悪だ。



別れた男と電話していて、
「ビジネスミーティングでもない限り、日本なんかにゃ行かねー。」
と言われ、
かさぶたがとれた。
そしたら、まだ治ってなかった。

ばかやろー。

別れてからのあんたのあたしへの扱いは、中途半端なんだー。

そゆこというぐらいなら、電話なんかもしてくんなくていいし、
DVDを送ってくれなくたっていいんだー。

ちくそー。
東南アジアにはぼくが欲しいおがくずは全然なかった。
やっぱり、暑い国はダメだ。
火を扱うには暑すぎる。

だからやっぱり寒いところの方がいい。
火の暖かさもありがたみも分かるから。

東京に戻ったから、またこの街で拾えるおがくずを探す。

ぼくの種火はかなり消火されつくしている。
でもちょっとしたことで、点火されそうな気配もある。
そのためにおがくずをもらいにいこう。
落ちてるものから集めてやる。

できたら、再度の海外逃亡につながるおがくずがいい。
できたら、あんまり人を傷つけない炎がいい。
できたら、最終的には人もあっためられる火になるといい。

おし、燃やしてやる。