言葉とは 必要なこと以外たいして伝えられない まあまあ使えないものと存じます
感情を伝えるうえで稚拙な言葉のラリーほど無駄なことはなくて 学校で習う最低限の日本語を駆使するだけでもおまんまが食べられて排泄をして家賃を払って生きていくことができるけれども(七蔵司は現在ご実家ですが)
ある程度ものを考え自分以外の生きものと関わり 人間らしく雑踏の中を生き抜くには 人間の生活ってのはあまりにもいろんな不要な感情ばかりに大半を占められていると思う ひとつの単語も介さずにはじまる関係なんてものはないのである その手段が手話でも絵文字でも筆談でも なにかしらの行為の基礎には感情に基づいた言葉が人間と人間の間に必要不可欠になってくる、から、そうして使った言葉はその意味にこめられた必要最低限のはたらきしかしてくれないのである ないと困るけどもそれ以下もそれ以上のはたらきをぜんぜんしてくれない というかものすごく受け取り手一発の運だめしみたいな感覚がひとと会話しているとよくある だからひとは言葉を選んで選びきれなければじぶんより賢い偉人のことばを採用してなるべくじぶんの感情をニュートラルに相手に伝えられるようにしたりする
それがものすごくめんどくさくて伝わらない
ていうかひとのことばをいただいてる時点で全然じぶんのきもち伝えられてないじゃん って話になるんだけど たぶんわたしの伝えたかったことのただひとつも相手に伝わっていないのに 受け手が「理解した」とOKを出せばそれでよかったことになってしまう
わたしが言いたかったのはもっと単純で ただただ心のうわずみだけすくった感じの、なんかこうゆらゆらしてる感情だけをあらわすこうなんていうか都合のいい言葉はこの世にはないのであった しかもそれがまいにちまいにちまいにちまいにち わたしがべつにいちいち伝えなくてもわたしもあなたも生活はかわらないので べつに伝えなくってもなんにも問題ない、わたしにもなんにも問題がない
そもそもゴミに名前をつける必要はないのであって ゴミには処理方法だけ明記しておけばまわりはこまらないものです(可燃ゴミ/不燃ゴミ/ナマゴミ) ただただ日々の生活のなかで なんのためにもならないような空気ゴミみたいな感情ばかりあらわれては消えてを繰り返す
ほいでまた 無力すぎる言葉で足りないものを補うために ふれあったり抱きあったり 涙がでたりするんでしょうよ
結局やっぱりわたしの言ってることも あなたには伝わらなかったと思います