彼は私の体を思い返すように触れてきた・・・


そして、キスが強くなって彼の体も熱くなっていた・・・


「・・・・ん・・・」


抱きしめられていた腕は胸から首すじ・・・そして背中をたどっていった・・・


私は彼の手に我慢できなくなっていた。


「・・ぁ・・・ん・・」


「ナナ、声聞こえちゃうよ・・・隣に聞かせたくないよ、ナナの声・・・」


「・・・ん・・そう・・?聞こえるかな・・・」


彼の些細な言葉が嬉しかった。


「・・・なんか・・・久しぶりだから・・・大丈夫かな・・・」


なんて、ストレートに言う彼が愛おしかった。


彼はちゃんと感じてくれていたし、


彼のソレもちゃんと反応してくれていた・・・


「シャワー・・・浴びてないな・・・」


彼が言った。


「・・・ん・・いいよ・・浴びたい?・・・どっちが先がいい?」


私はわざと意地悪に聞いた。


「・・・もちろん・・・ナナがいいよ」


彼と私の気持ちはもう止められなかった。




「コンコン」


呼吸を整えて、彼の出るのを待つ・・・


「ガチャ」


久々に見る彼の顔は笑顔と少し緊張した表情だった。


「久しぶり・・・だね。」


「ビックリしたよ・・・なんで・・・?急にこっちに来るなんて・・・」


彼は少し手が震えていた。


「どうしたの?寒いの?」


「・・・いや、なんか、上司にカゼだから早く部屋に入る、って言って仮病のつもりが


ホントに体が寒くなっちゃって・・・震えてるよな?」


「・・・大丈夫・・・??冷たいよ・・・」


彼の冷たくなった手を両手で握った。


なんだか何日か前に会っているはずなのに、久々に会う気がして


お互いに何となく恥ずかしくてどことなくぎこちなかった。


「ちょっと温かくなってきた?」


私は彼の目を見てこう聞いた。


すると、彼は繋いでいた手をほどいて私を抱きしめた・・・


「逢いたかった・・・・」


彼の想いがひしひしと伝わってきて私はもう止められなかった。


「私もめちゃくちゃ逢いたかったよ・・・」


彼は私を強く抱きしめた・・・


そして、久しぶりに彼と唇を重ねた・・・


彼の腕は私の体を思い出すように触れた・・・


彼と舌を絡めていくうちに、夢を見ているような気分でどうしようもなかった・・・


彼の手は背中から・・・胸へたどってきた・・・


私は今回は止めるどころか、自分自身が熱くなっていることも解っていた・・・


「・・・ん・・・」


「ナナ、逢いたかったよ・・・触れたかった・・・」


「・・・うん・・・私も・・・すごく逢いたかった・・・」


二人の気持ちはもうどうすることもできなかったし、


離れている気持ちが一気に溢れてきたような気がした・・・



「もうすぐ終わりそうだよ・・・10時半ごろにチェックインするくらいになると思う。」


彼からのメールが入って、私は家を出発した。


車で向かう途中も、ドキドキしてどんな顔で彼に会えばいいの・・・


どうしたらいいの・・・


迷いと嬉しさで心が混乱していた。


「部屋に到着したよ。部屋番号は12××。来てくれていいよ。


もしかすると上司が居るかもしれないから気をつけてな。」


彼のメールが駐車場に到着したと同時にタイミングよく入ってきた。


最高潮にドキドキしてしまう・・・


エレベーターの中で自分の表情を見ると、恋をして止められない気持ちが


明らかに出ていた。


でも、もうあと戻りはできない・・・


12階。私は迷わず彼の部屋へ小走りで進んでいった・・・