一つ目のお話は昨年の秋のことです。
日本語を教えている工科大学の学生さんから携帯に連絡があり、どういうわけか地下鉄が止まっているので、今、トラムを待っているのだけれど、東京のラッシュアワーより混んでいる感じで、なかなか乗れないので授業に遅れてくると連絡がありました。遅れてきた彼女に理由を聞いたのだけど、わからないとのこと。
後になり、ニュースで知ったのですが、プラハの地下鉄A線のNemocnice Motolと言う駅からブルヴァ川を挟んだ側のnám Míru と言う駅まで地下鉄が5時間ほど止まっていたのですが、理由はなんと地下鉄の線路に犬が迷い込んだとのこと、Malostranská と言う駅でやっと見つけ出し、保護センターの人たちが捕獲しようと、必死になり、長時間の努力の末やっと無事に保護されたということでした。 ひえー、びっくりです。そんなに地下鉄を長時間止めたわんちゃん、つわものですが、飼い主さんは
最初の駅、Petřínの地下鉄駅の近くに住む方で、開いていた窓から逃げ出したようです。
ニュースによるとルーマニアで保護されたわんちゃんで、プラハに養子にやってきた1歳ぐらいのシェパード系の雑種で、とってもアクティブなようです。 まだ保護されて間もないということで慣れていなかったのかもしれません。
チェコの人たちはこの大騒動をみんな優しく見守った感じでした。交通が大きく狂ったことに怒る人も(少なくとも私が知る限り)はいなくて、コメントも本当にわんちゃんが無事で本当にうれしいというようなものがほとんどでした。
プラハの人はそのわんちゃんのことを親しみを込めて、メトラーシュ(地下鉄っ子のような感じ)と呼んでいます。
今は飼い主さんのところに無事に戻っています。
変なところにもぐりこんだワンちゃんを助けるために必死になっていらしたのがわかる服の汚れ、多くの人たちの動員、チェコは動物大国です。一頭のわんこを救うために地下鉄を止める国なのです。ハッピーエンドで本当に何よりでした。
そして、12月31日に南モラヴィアで起ったこと。チェコは昨年から大晦日の爆竹が禁止されましたが、それを守らない人も多くいます。困ったことに。 年が明ける夜中に南ボヘミアの村で爆竹を鳴らし、丁度外に出ていた飼い主さんとわんこさん、驚いたわんこは逃げ出しました。それから消息不明となってしまったのです。そして、そのわんこはコーギーでした。コーギー仲間たちの拡散で私たちもそのニュースを見ることとなってしまったのですが、気になって、心配でなんどもFBのページを覗いていました。見つからない。。。それから10日後のこと、ついに見つかったというニュースが出ていたのです。村のボランティアさん、警察の人、情報提供の人たち多くの方への感謝の言葉と飼い主さんの人生で最悪の10日間だったというコメントも書かれていて、本当にそうだなと思ったのです。名前はトミー、いなくなったところから20キロぐらい離れた森の中で見つかりました。ボーダーコリーを連れて散歩をしていた人たちが見つけ、保護してくださったそうです。ああ、よかった、本当によかった。トミーはウクライナから来た飼い主さんのコーギーで爆音に激しいトラウマがあるのだそうです。小さいトミーも戦争の傷跡を心に負っているのです。
ちょっとおまけのすてきな話もあり、トミーを探して車を運転していた飼い主さん、小さい迷い犬を見つけ、保護、警察に預けたそうですが、こちらも無事に飼い主さんのところに帰れたそうです。よかった。
写真は飼い主さんとトミーで前にいる人は保護してくれた恩人の女性です。
こんな犬騒動、ただただハッピーエンドに感謝です。
写真は料理待ちのユリンカ、パヴェルの実家です。
わが家は平和です。






















