優しくしてくれたあの人。

今はもう目の前にはいません。


「守る、大丈夫、信じて!」

そう言ったあの人。


背中も見えずに逝ってしまった。

お礼が言いたかった。せめて、お礼を。


知っていたでしょ?どれほど・・・。

でも、逝ってしまった。


残された。孤独感が体全体を突き抜ける。

いたかった。いっしょにいたかった。


心も体も、いっしょに・・・

泣いちゃうからさ


見にこないでよ、甘えちゃうじゃん。

どうせ去ってしまうのなら・・・!


涙が下へと落ちてしまわないように・・・

ゆっくりと・・ゆっくりと・・・・


空を仰ぎ見た。あの人の大好きな雲が青い空と一緒に・・・

一緒に・・・


飛んでいた。