フラグ回収 | 越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

富山県南砺市福野で、毎年5月に開催される福野神明社の春季祭礼です。370年の歴史を誇る神事です。皐月空の下、7町の夜高行燈が勇壮・優美な練り回しを行います。製作風景や祭の様子などを更新しています。


お疲れ様です。

滴り落ちた紅が、おしめを赤く染める。ある意味『紅白』でめでたいやら言っていましたが、見事にフラグを回収する形となりました。

初日の練り回し時に行われた夜高行燈コンクールで、大行燈の部、小行燈の部ともに最優秀賞を受賞してしまったのです。大行燈の最優秀賞にあっては24年ぶり、ましてや大、小のダブル受賞は七津屋の歴史上初の快挙となります。おしめの紅白部分が、審査の加点部分になったかどうかは定かではありませんが、非常にめでたい結果となりました。

初日の練り回しを終え、2日目の朝。
雨で濡れて薄くなった部分の紅塗りや、興奮して自分たちで破ってしまった部分の補修作業を行っているなか、アニキは黙々とステップルをこれでもかと打ち続けていました。



そもそも『小行燈の幕っちゃ、該当の行燈にぶら下げておかんでいいがか?』と言う声もありましたが、大行燈にふたつ合わせてぶら下げた方が、尚めでたいやろと言うことで、写真の構図となりました。また固定するのに、丁度良い長さの角材がそこら辺に転がっているんです。赤色のふさは、再利用して両サイドに打ちつけました。どうですか!?なかなか良い感じに仕上がったのではないでしょうか。



ひと仕事を終えたアニキ。

ノリノリで紅塗りをしようとしたトコロ。




……



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完全にやってしまっています。

コチラも紅白で、めでたいと言うことにしておきましょうか!?晩田裁許長も、なんとも言えない表情をしていました。




まるしち坊主