製作放浪記【No.23】 | 越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

越中富山 福野夜高祭 七津屋行燈

富山県南砺市福野で、毎年5月に開催される福野神明社の春季祭礼です。370年の歴史を誇る神事です。皐月空の下、7町の夜高行燈が勇壮・優美な練り回しを行います。製作風景や祭の様子などを更新しています。






とうとう、こいつに頼らなければならない領域に達しました。。

こいつです……


$七津屋行燈のブログ(仮)-製作

一般的な筆の持ち手部分を半分以上カットしたスペシャルなモデルです。どうもがいても一般的な形では筆を入れることのできない箇所が多々あるんです…

例えばこんなトコロとか。。


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恵比寿さんの腋の下部分です。段々と頭が、ものぉなってきます……右腋の下はまだいいんですが、左腋の下はもう究極の狭隘スペースです。それでも、描かなければ先へは進まないので、筆を走らせるほかありません。おそらく、とてつもない精神力が養われることだろうと思います。





一方で、羽衣さんのこの部分だけは決して変わることはありません。。

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蝋引きと、紅塗りを同時進行で要領良く作業を進めています。この模様の蝋引きを担当されている方なのですが、長年描き続けているせいか下書きもなにもありません。ガチンコで、描き進めていくのです。なんだ、この人、凄すぎる…そう心で思いながら毎回見守っている私です。。


おかげで反対側は、真っ白です(笑。。

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やわやわ、やるかなぁ。。









…と意気込みかけたのも束の間。。

お好み焼きパンを懸けてのじゃんけん大会が始まりました。

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写真左、主任様の粋なはからいです!!

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しかし、じゃんけん大会というだけあって、食べることのできない人も出てくるわけで…このとき、会館に残っていた者は6名。。お好み焼きパンは4個。。つまり、2人が食べられないという残酷な結末が待ち構えています……結果、私は美味しく頂きました!!どうも、ご馳走様でした。。


ちなみに、お好み焼きパンに至った経緯は…

未来の鍵を握る学校「SCHOOL OF LOCK!」でした。。
昨日の放送をお聞きになっていた方は、首を大きく縦に振ることでしょう。



See you next diary...