成安造形大学の情報デザイン領域に所属する学生さんの学びをサポートする大人としてこの春からある授業に参加しています。

情報デザインについて語る言葉を全く持ち合わせていない私の役割は、今の立ち位置から見えた、この数カ月のオンラインによる学習環境の問題を提示することです。

それらの問題の捉え直しや新しい価値観の創造に向けたトレーニングがこの授業のねらいです。(と私は理解しています)

オンライン授業をめぐる問題提起
①知識をトップダウンで流し込むような一方的な動画を見て勉強が進む子どもは少数派と思われる。
②端末の画面に集中できない子どもは想定外の存在になっている。
③育ちに凸凹のある子どもの多くは、同調圧の全くかからない状況で学習意欲を高く保持し続けるのは難しいと思われる。
④双方向の学習ではないため、分からない内容を消化せず次の課題に進まないといけない不安やプレッシャーが強く子どもにかかると思われる。
⑤育ちに凸凹のある子どもの学力は学年枠で捉えにくいため、子どもに最適の動画を選ぶのが困難と思われる。

オンライン授業において、想定外に置かれた子どもの学びの環境はほぼ保証されなかった2ヶ月だと私は感じています。
育ちに凸凹のある子どもだけでなく、少なくない子どもがオンライン上での学びに困難を抱えているはずです。

この問題に対して

成安造形大学の学生×ななつ星の一つの答えを授業のまとめとして形にする予定です。

学生が考えた問題解決のためのプログラムを実際に取り組むトライアルを行います。6月後半から7月にかけて2週間から一ヶ月ほど、そのプログラムの実施に協力してくださる親子を募集いたします。

大学での授業はすでに始まっています。オンライン上でしかお話していませんが、問題の捉え直しが上手そうな人、感性豊かな人、論理の積み重ねが得意そうな人、ユーザーの想いに寄り添える力を持っていそうな人、多様な才能を持った真面目な学生の集まりです。

今はまだ具体の内容にまで話は発展していません。まだこんな段階ですが内容が固まってからの募集では遅いので興味のある方に先に緩やかにお知らせをしたいと思いました。

求める協力者は次のような方です。
◎学生の教育に協力することでいずれその成果が社会に還元されると理解している。
◎サービスの消費が目的ではないと理解している。
◎取り組みに参加した我が子の様子や親としての心情などについて学生やななつ星と情報を共有しようとできる。
◎Wi-Fiなどオンラインを利用する環境が整っている。
◎対価(1000円〜2000円の予定)を払うことも検証の対象となっていることを理解し協力できる。
◎子どもの対象は小学1年生〜中学3年生。

プログラムの実施は学生ではなく、ななつ星が行います。子どもを試したり貶めたりすることはいたしません。上手くできないことは率直にお伝えし、協力者の意向を尊重します。

興味を持って下さった方にはプログラムの方向性が定まった段階で再度個別にご意向を伺います。
ご連絡お待ちしております。
予定人数に達しましたらブログで募集終了のお知らせをいたします。
nanatsuboshi.kids@gmail.com
ご連絡の際は
件名 トライアルに協力します
保護者のお名前
子どものお名前(ふりがなも)
学年
端末の種類(スマホアイパッドPCなど)
お知らせ下さいませ。